「看護師は激務だけど休日が多かったら働きやすいかな?」
「看護師の年間休日110日だけど問題ないかな?」
転職活動をする看護師は、このように休日がどのようになっているのか気になるものです。ところが、転職活動をする看護師が見落としがちなのが『年間休日の日数』です。
週休二日などと言われれば、どのくらい休めるのかがわかりやすいです。しかし、これが年間休日日数として見せられるとどの程度休めるのかいまひとつわからない人が多いでしょう。
結論から言えば、看護師が無理なく働ける年間休日の日数は120日以上です。
この記事では、なぜ年間休日120日以上がよいのか、100~110日の場合はどのような休日頻度になるのかなどを解説していきます。求人票の休日日数をみてもいまひとつ感覚が掴めない人は、ぜひ参考になさってください。
年間休日は何日がいいの?
看護師として勤務するのに適した年間休日とはいっても、明確な基準はありません。しかし、年間休日には法律の規定による最低ラインがあったり、週休2日になるのかどうかであったりといったラインがあります。そこで、ここでは年間休日日数ごとに、どのようなものになるのかを解説します。
年間休日105日が最低ライン
年間休日105日は法律が定める休日日数の最低ラインになります。
年間休日105日だと、休みは非常に少ない状態になり、勤務していても疲れが抜けずに辛いと感じることが多くなると予想されます。
年間休日105日の場合に、どのような勤務体系になるのかご紹介します。
・週休2日!! ただし、祝日・年末年始・夏季休暇はなし…
<年間休日105日の勤務体系②>
・隔週休2日(2週間に1回週休2日)、祝日・年末年始・夏季休暇あり
このように、年間休日105日だと週休2日はほぼ望めません。①のように祝日も年末年始休暇もなしとなる勤務体系は少ないので、現実的には②のような形で隔週で週休2日体制にしているところが多いでしょう。
年間休日が108日となっているところもありますが、こちらも年間休日3日増えるだけなのでほぼ似たような勤務体系になり、かなり厳しい休日事情になります。
年間休日110日は週休2日は難しい
年間休日110日は、看護師の勤務条件としては比較的一般的な休日日数になります。
しかし、実は年間休日110日でも週休2日は難しく、休日としては少なく感じることが多いです。こちらも参考までに、年間休日110日での勤務体系の例を確認してみましょう。
・週休2日!! ただし、残休日数は僅か5日… 5日の休日を祝日や、年末年始休暇などに割り当てる
<年間休日110日の勤務体系②>
・隔週休2日(2週間に1回週休2日)、祝日・年末年始・夏季休暇はしっかりあり
このように、年間休日110日で週休2日を実施すると、残る休日は僅か5日になってしまいます。そのため、ほとんどの祝日は出勤になりますし、年末年始や夏季休暇はかなり少なくなります。
現実には、②のようにほどよく週休2日を織り交ぜて、年末年始などの連休も取りやすいようにしていることが多いです。しかし、いずれにしても週休2日とはいえない状態のため、疲れはたまりやすく働く看護師としてはストレスが溜まりやすい状況になることが多いでしょう。
年間休日120日以上で週休2日以上で休める
年間休日120日以上になると、週休2日以上をしっかりと休むことができます。また、年間を通してみても120/365日が休日となるため、ほぼ3日に1回は休みがある計算になります。
実際には、年末年始や夏季休暇、GW休暇などの連休があるため1年を通して3日に1回の休みという感覚は得られないと思いますが、それでもトータルでみると十分な休日日数になります。
年間休日120日以上の勤務体系を確認してみましょう。
・週休2日!! さらに、祝日・年末年始・夏季休暇はしっかりあり
このように、年間休日120日以上の場合は、週休2日かつ、そのほかの休日もしっかりとある状態になります。なお、しっかりと休みを得たい場合は年間休日125日以上あれば理想的な形で休むことができます。
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実際の休みには年休(有休)が加算される
ここまで看護師の年間休日として、120日以上が理想的であることを説明してきました。しかし、実際に働く場合は、年休(有休)も加味する必要があります。そこで、ここでは年休を加味した場合の年間休日について確認していきます。
年間休日110日でも年休をしっかり取れるならアリ
前述したとおり、年間休日110日では週休2日でしっかりと休むことは難しいです。しかし、この場合でも半年以上勤務して年休として年間10日を手に入れれば状況は変わってきます。
年休の消化率が100%であれば、『年間休日110日+10日=120日』となります。つまり、週休2日でしっかりと休むことも可能になります。
仮に年間休日が120日だとしても、年休を使い辛い雰囲気の職場では年休を消化できずに、年間休日110日の職場とほとんど変わらない状況になり得ます。
以上から、看護師として転職先を探すときは年間休日も大切となりますが、年休の消化率がどの程度になるのかも大切になることを覚え置いてください。
年休消化率は求人票または、面接時に確認する
年休消化率が大切と説明しましたが、残念ながら年休消化率を確実に把握する方法はありません。
しかし、病院や施設によってはハローワークの求人票の備考欄・特記事項欄に年休消化率が記載されていることがあります。具体的な数値までは書かれていないことが多いのですが、「年休取得を奨励しています」などとして記載されています。
また、面接時に年休消化率を確認することも可能です。ただし、面接時に年休消化率をストレートに聞くのは悪印象を与える可能性もあります。そのため、聞くときは「子どもの行事などで、年休を使えたらと考えているのですが、年休を使うことはできるでしょうか?」などのように、それとなく聞くのが望ましいです。
まとめ
この記事では、看護師にとって理想となる年間休日の日数はどのくらいになるのかを解説してきました。解説したきたとおり、十分に休みを得たいのなら年間休日120日以上を目安にして求人チェックをするようにしてください。
看護師は激務ではありますが、休日をしっかりと取ることで体と心への負担を大きく軽減することができます。転職先を探すときは、年間休日がどのくらいなのかを意識するように探すのをおすすめします。