健診センターに転職したい!!
病棟の夜勤で疲れ切ってしまって、健診センターへの転職に興味を持つ看護師は意外と多いんだよね。
というわけで、今回は健診センターへの転職に興味を持った人に向けて、どんな感じで仕事をするのか、どんな待遇なのかなどの役立つ情報をお届けしちゃうよ。
健診センターへの転職は全ての看護師におすすめできるものではないってことも含めて、良いことも悪いこともお伝えするから最後までチェックするんだピヨ!
健診センターで看護師に求められる仕事・能力は?
とにかく採血ができないと話にならない
健診センターへの転職を考えているのなら、前提として採血がある程度はできないと話にならないと考えたほうがいいよ。
健診センターでの採血は正確さだけじゃなくて、スピードも大事で1~2分程度で1人の採血を完了させる感じで、1日で100人以上の採血をするなんてことはざらにあるんだよね。
というわけで、健診センターでは面接や、求人への問い合わせをした時点で「採血は得意ですか?」と聞かれたりすることがあるんだよ。
基本的には、多くの健診センターが採血を普通以上にはできる即戦力の人を求めていて、採血が苦手な看護師をじっくり育てようとするところは少ないのが現実なんだよね。
とはいえ、少数とは言っても採血が苦手でもしっかり教育して、少しずつ成長させようとする健診センターもあるから、採血が苦手だけど健診センターに転職したいという場合は、教育をどの程度してもらえるのかを事前に確認するといいピヨ。
採血以外の仕事もあります
健診センターで看護師がする仕事で、一番大きなウェイトを占めるのは採血になるんだけど、もちろんそれ以外にも仕事はあるんだよ。
健診センターでの看護師の仕事としては…
・血圧測定
・問診
・尿検査
・医療機材のセッティング(会社などで出張健診を実施する場合)
こんな感じで、病棟勤務をしていれば普通にしていることなんだよね。どれを担当するかは完全に固定ということは少なくて、血圧測定だけをする日は採血よりは気楽だったりするんだピヨな。
【患者】ではなく【お客様】に接する意識を持たないといけない
多くの看護師にとって相手をするのは【患者】なんだよね。
でも、健診センターにくる人は基本的には健康な人で、健診サービスを受けにきた【お客様】になるんだよ。
そして、多くの健診センターが看護師に対しても、接遇意識を持つように要求しているんだよね。
簡単に言えば、看護師とは言ってもサービス業をする意識を持って対応すること必要があるってことだよ。これに抵抗がある場合は、残念ながら健診センターへの転職はやめたほうがいいピヨ。
ピヨ
健診センターに入職したら看護師はどこで仕事するの? 1日の流れは?
健診車に乗って仕事をすることが多い
健診センターに転職をした場合は、健診センターの施設で健診が実施される場合はそこで働くことになるんだけど、そうじゃない場合も多いんだよ。
そして、多くの健診センターで実施しているのが健診車での健診になるんだピヨ。
ちなみに、健診車で仕事をする場合は、健診車で移動する時間や現地について健診準備をする時間も勤務時間に含まれるんだよね。パートなどで勤務している場合も、移動中もきちんと時給は発生するから安心だね。
健診車に乗って仕事をする場合の、スケジュール例も紹介しておくから参考にしてみてピヨ。
健診車に乗る日のスケジュールはこんな感じ!!
- 出勤8時~8時半
*健診場所が遠い場合は6時~7時などの早朝出勤もある健診準備
健診車に乗り移動開始 - 健診開始9時~9時半問診
身体測定
血圧測定
採血などの担当する業務を行う - 休憩12時~13時
- 健診センターへ移動13時~14時健診センターへ帰る
- 事務作業など14時~17時受診者の受診表のチェックなど
- 退社17時~残務を片付け退社する
健診を依頼された会社内や介護施設で仕事をすることもある
健診をする場所は、出張健診であっても健診車とは限らなくて、出張健診を依頼された会社や介護施設などの会議室などを利用して行われることもあるんだよね。
健診車であれば、ある程度は健診準備も早めにできるんだけど、会社内などが健診会場となる場合は医療器材の搬入やセッティングなどである程度は時間が取られることが多くなるんだよ。
- 健診センターで健診が実施される職場もあるが、健診車で勤務するところが多い
- 健診車で働く場合は移動時間も仕事に含まれる
- 健診を依頼された会社の会議室が健診会場になる場合もある
ピヨ
健診センターの非公開求人が見つかる可能性もあるピヨよ
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健診センターの看護師の給料などの待遇はどうなの?
正職員の求人募集は少なく、契約社員やパート勤務となることが多い
病棟勤務から健診センターへの転職を考えている人をがっかりさせちゃうかもしれないけど、健診センターの求人は正職員の募集は比較的少なめと言えるんだよね。
なぜかと言えば、健診センターは少人数の正職員がアルバイトやパートの看護師とチームになって、健診業務をこなすことが多いから、そもそも正職員の枠が少なめなのが原因なんだよ。
だから、健診センターへの転職を考えて求人を探しても、地域によっては契約社員やパート勤務での募集ばかりという場合もあるんだよね。
給料はそこまで多くなくて正職員でも年収250~400万円程度
そして、これもマイナスな情報だけど、仮に正職員になれたとしても健診センターの看護師の給料は低めになっていることが多いんだよ。
給料としては月20万円くらいってことも普通にあるし、年収300万円程度ってこともあるんだよね。
ただし、経験が長くなってくるとアルバイトやパート看護師を管理する、マネジメント業務を任されることもあったりするから、その場合はある程度は昇給する可能性も出てくるんだよ。
出張健診の場合は実働時間が短いのが魅力
ここまで健診センターで働く看護師の状況としてはマイナスなことばかりだったけど、プラスの点として健診センターで働く看護師は実働時間は短めということがあげられるんだよ。
特に健診車で働く場合は、仕事をする時間は実質4時間程度ってこともあって、あとは移動時間とかになってしまうんだよね。
実働時間は短いのに、もらえる給料はフルタイムで働いた給料という形になるから、給料は低めとはいっても割に合わないとは言い切れない面があるってことピヨ。
- 正職員の求人募集は少なく、契約社員やパート勤務となることが多い。地域によっては正職員の募集はほとんど無い場合もある
- 給料は低め
- 健診車で勤務する場合などは、移動に時間を使うため実働時間は短めになる
看護師なら健診センターへの転職を簡単にできる?
看護しの求人数自体が多くないので簡単ではない
ここまでマイナスな情報も色々紹介したんだピヨな。そういったマイナスな情報を知った上で、それでも健診センターへの転職を考えている場合は更に残念なお知らせになるんだけど…
基本的には健診センターの看護師求人数は多くないんだよ。
参考までに、看護師専門の転職サイトでの求人数を比較した結果は次のとおりピヨ。
病棟求人 ➡ 4767件
訪問看護師求人 ➡ 4629件
美容クリニック ➡ 514件
健診センター求人 ➡ 81件
*求人数は本ページ制作時点でのマイナビ看護師における公開求人数を参照しています。
上記のとおり、健診センターの求人数は他の看護師求人と比較しても圧倒的に少ないのが現状になるんだよ。
つまり、健診センターの求人を探して転職したいと考えたとしても、求人を探すのがまず大変って状態になっているんだよね。
更に、上記の求人数はパートやアルバイト、契約社員を多く含んでいて、正職員としての看護師求人は更に少なくなっちゃうんだピヨ。
看護師資格だけじゃなく保健師資格も持っている場合は有利になる
求人自体が少なめで転職活動も楽ではないんだけど、もし看護師だけじゃなくて保健師の資格も持っている場合は健診センターへの転職活動ではかなり有利になるんだよね。
そもそも、看護師じゃなくて保健師だけを募集しているところもあったりするし、健診センターへの転職に関しては看護師よりも保健師のほうが強い場合が多いんだよ。ただし、保健師として入職した場合でも保健師としての仕事だけじゃなくて、看護師としての仕事もあったりするからこの点は注意が必要になるね。
- 求人数が救いので、転職活動は楽ではない
- 求人があってもパートや契約社員での募集であることも多い
- 保健師資格を持っていれば、健診センターへの転職活動で有利になることが多い
健診センターの看護師求人はどこで探すのがいい?
まずは看護師専門の転職サイトで求人チェックをする
健診センター求人を探して転職活動をしようと思った場合に、簡単に求人をチェックすることができる方法が看護師専門の転職サイトを利用する方法になるんだよ。
転職サイトを使うと、家にながらスマホやPCを使って気軽に転職活動ができるから忙しい看護師にはおすすめできるんだよね。健診センターの求人をチェックしてみて、興味を持てる健診センターの求人があれば応募しちゃえばOKなんだよ。
ただし、どこの転職サイトを使ったとしても全ての健診センター求人を網羅している訳じゃない点には注意する必要があるんだピヨ。
ハローワークの求人もチェックする
既に説明したとおり健診センターの看護師求人はそもそもが少ないんだから、転職サイトを使って探すだけじゃ不十分という場合もあるんだよ。
そこで、利用するのがハローワークになるんだよね。ハローワークは看護師に特化したところじゃないから、求人探しがちょっと面倒だけど、ほどほどの規模の町であれば健診センターの求人が見つかる可能性が高いんだよ。ただし、正職員の求人は見つからない可能性もあるからその点は覚悟しておく必要があるね。
もちろん、ハローワークで探しながら転職サイトで探すのを併用してもいいし、健診センターへの転職を実現させたいのならとにかく色々なところから求人情報を得られるようにするといいピヨ。
- まずは看護師専門の転職サイトを利用して、気軽に求人を探すのがおすすめ
- ハローワークの求人もチェックすることで、ほとんどの場合で健診センターの求人を見つけることができる
- 上記の手段を取っても身近では正職員の看護師求人は見つけられないこともある
最後の補足:健診センターで働く場合は看護師責任賠償保険への加入をおすすめします
健診センターに転職して実際に働きだすと、ここまで説明したとおり多くの利用者に対して採血を行うことになります。
年間数千人以上の利用者に対して採血を行うことになるため、ミスなく採血をこなしていたとしても神経損傷を起こす可能性はあります。そのため、健診センターで働く場合は予期しない形で損害賠償トラブルに巻き込まれる可能性があるので、看護師責任賠償保険に加入して万が一に備えることをおすすめします。
看護師責任賠償保険は、日本看護協会会員に加入する必要があるため、日本看護協会の会費、保険料などを含めても年間2万円程度の費用がかかることになりますが健診センターに勤務する場合は加入を検討してみてください。
健診センターへの転職 最後のまとめ
というわけで、ここまで健診センターで仕事することに興味を持った看護師に向けての解説をしてきたんだピヨな。
最後まで読んでもらえればわかるとおり、残念ながら健診センターへの転職についてはマイナスな情報もあるんだよね。とはいっても、マイナス要素として大きいのは【求人が少ない】という部分であって、健診センターでの看護師の仕事自体は向いている人にはとても良い仕事であるのは確かなんだよ。
という訳で、求人が少ないとか、正職員の募集が少ないってマイナス面もあるけど、健診センターの仕事に興味を持った看護師はぜひ一度は転職活動にチャレンジしてみるといいピヨ。もし、求人が見つからなければそのときはそのときで、別の求人を探せばいいってことピヨ。