☑異動希望をする二つの方法
☑異動願の書き方
☑異動希望を叶えるためにできること
☑どういう場合に異動希望が叶えられやすいか
☑異動希望を出す前に転職先の目星をつけておくのがおすすめということ
看護師の異動希望を出して働く場所を変えたい!!
看護師は専門職とは言っても、あくまでも病院に所属する職員だから必ずしも希望とおりの場所で働けるとは限らないんだよね。
看護師が「希望とおりの部署で働きたい!!」と考えたときに、その願いが叶うかもしれない方法が【異動希望を出すこと】になるんだよ。
とはいえ… 異動希望を出して、すんなりと異動希望が叶うとは限らないのが現実なんだよね。そこで、今回は異動希望の出し方から、看護師の異動希望を叶える方法まで詳しく解説していこうと思うピヨ。
看護師の異動希望はどうやってすればいいの?
ピヨ
異動希望の出し方①
看護師長に口頭で異動を希望していることを伝える
まず最初に説明するのが、口頭で異動希望を伝えるという方法。
異動希望というのは、基本的にはこうしなければいけないって決まりはないから口頭で伝えてもまったく問題ないんだよ。
口頭で異動希望を伝える最大のメリットは、何といっても手軽で気楽ということ。
ただし、手軽にできるのはいいんだけどデメリットもあって、異動希望を伝えたとしても軽く扱われることもあるし、場合によっては異動希望を伝えたことを忘れられてしまうことだってあるんだよね。
看護師長と話す機会はいろいろあると思うんだけど、立ち話とかじゃなくて、きちんと面談をする機会を作ってもらってそこで伝えることで異動希望の真剣さが伝わると思うよ。そして、その面談も定期に行われる面談のときよりも、別で時間を作ってもらい伝えるのが良いんだよね。
定期的に行われる看護師長との面談のときは、看護師長もいろいろな看護師からいろいろな要望や希望を伝えられたりして、あなたの異動希望だけに構ってられないってことになったりするし、何よりも特別に時間を作ってもらって異動希望を伝えられることで真剣さがより伝わることが多いんだよ。
●メリット
・手軽に気軽に異動希望を伝えやすい
●デメリット
・異動希望を軽く扱われることもある
異動希望の出し方②
異動願を出して異動希望を伝える
異動希望を看護師長に伝える方法として、ちょっと手間はかかるけど書面で伝えるという形もあるんだよ。
異動希望を伝える書面を【異動願】と言ったりするんだよね。
異動願を出すメリットは、何といっても異動希望を重く受け止めてもらえること。
反対にデメリットとしては、仰々しく感じられて看護師長からするとやっかいなやつ扱いされる可能性があること。
デメリットを弱める方法としては、まずは面談の時間を作ってもらって、口頭で異動希望を伝えつつ「一応、こんな書類も作ってきたんですけど…」などと言って、その流れで受け取ってもらうという形を取るといいよ。
●メリット
・異動希望をしたいという考えを重く受け止めてもらえる
●デメリット
・仰々しく思われて嫌がられることもある
異動願の書き方は?
ピヨ
参考までに異動願の文例を載せておくから、そのままコピペして使ってもOKピヨ
<異動願 文例>
医療法人ニワトリ会 たまご病院
看護師長 ピヨ様
看護部 内科病棟
パン子
異動願
この度、以下の通り異動を希望します。異動希望について何卒ご配慮頂けますようお願い申し上げます。
所属部署:看護部 内科病棟
現部署の所属期間:〇〇年〇月〇日~〇〇年〇月〇日
希望異動先:看護部 手術室
異動の希望時期:〇〇年〇月〇日~
異動を希望する理由:現在、内科病棟で勤務していますが、内科的疾患に対する知識を深めるため外科の分野についても学びたいと考え手術室での勤務を希望します。
以上
ピヨ
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自分の異動希望を叶える方法ってないの?
ピヨ
その上で、叶えられやすい異動希望と叶えられにくい異動希望があって、更に異動希望を叶えるために看護師の側ができることもあるってことを知っておくといいピヨな
最低でも1年以上は同じ部署で働いてから異動希望を伝える
看護師が異動希望を通したいのなら、最低限のこととして同じ部署で1年以上は働いてからにすることをおすすめしたいんだよね。
なぜなら、異動希望が通るかどうかは看護師長や看護部長に「異動希望を叶えてやりたい」と思ってもらえるかどうかにかかってるからなんだよ。
入職して1年も経っていない状態で「違う部署で働きたい」と言われても、普通は「まだ早い」と答えられちゃうだけで終わっちゃうんだよね。
年度途中よりも、新年度が始まる時期に合わせる形で異動希望を伝える
ある程度の期間を同じ部署で働いて異動希望を出すとしても、時期としては年度途中よりも新年度(4月)が始まる時期のほうが異動希望は通りやすいんだよ。
なぜかというと、ほとんどの病院で新年度時点で部署ごとの人員配置を決めているから、後になって「異動したい!!」と言っても、言われた看護師長だって困っちゃうんだよね。希望の部署に異動するということは、それまでその部署にいた誰かを異動させる必要が出てくることもあるから、そこらへんのやりくりが大変になっちゃうんだよ。
というわけで、異動希望を通したいのなら新年度が始まる3ヶ月程度前(12~1月くらい)には異動希望を伝えることをおすすめするピヨ!
【病棟⇒病棟】の異動希望は認められやすい
ここまで説明したとおり異動希望が通りやすい時期というのがあるんだけど、それとは別に【異動希望が通りやすい部署】というのもあるんだよ。
簡単に言っちゃうと、【病棟⇒病棟】の異動希望は通りやすいんだけど、【病棟⇒外来】とか【病棟⇒手術室】みたいな異動希望は通りづらいんだよね。
なぜかというと、【病棟⇒病棟】の異動であれば病棟同士で看護師をトレード(交換)する形で、異動希望を叶えてあげやすいからなんだよ。例えば、あなたが「外科病棟から内科病棟に異動したい!!」と考えている場合は、あなたの代わりになる内科病棟から外科病棟に異動する看護師の調整がし易いんだよね。
でも、仮にあなたが【病棟⇒外来】の異動を希望している場合は、外来から病棟に異動OKとなる看護師はそう簡単に見つからないんだよ。
ということで、現在のところ病棟勤務で、病棟以外への異動を実現したいという場合は、成功させるのが難しくなるということを知っておく必要があるってことピヨ。
最後の手段は… 「異動できないなら退職します」と宣言する
異動希望を通すためにできる一番有効な手段が…
「異動希望が通らない場合は、退職します」
と宣言すること!!
とはいえ、この方法には以下のようなリスクがあることを理解しておく必要があるよ。
☑異動希望が通らない場合に、実際に退職しないと嘘になる
☑無理な異動希望を通してまで、居て欲しいと思われる看護師じゃないと通用しない
異動希望を通すためには、かなり効果的な方法ではあるんだけど、本当に辞める覚悟があるくらいの状態じゃないと辞めたくないのに辞める羽目になる可能性もあるってことだね。そして、これまでの仕事ぶりなどが評価されていないと、「じゃあ、辞めてください」と言われる可能性だってあるんだよ。
でも、病院が看護師不足に悩んでいる場合や、あなた自身が辞められたら困る看護師という場合には、これは異動希望を通すのにかなり有効な手段で、あなたの異動希望が叶えられる可能性はかなり高いと考えていいんだピヨ!
- 最低でも1年以上は同じ部署で働いてから異動希望を伝えると、異動希望が叶えられる可能性が高まる
- 新年度開始する時期に異動できるように異動希望を出すと、異動希望が叶えられる可能性が高まる
- 【病棟⇒病棟】の異動希望は叶えられやすいが、【病棟⇒外来】などのような異動希望は叶えられにくい
- 「異動できないなら退職します」と宣言するのが、異動希望を叶える可能性を一番高める
- 「異動できないなら退職します」という宣言は、リスクもあるので実際に辞める覚悟がないのなら言わないほうがよい
転職先の目星をつけておけば異動希望を強気に出せる!
ピヨ
そこで、辞めても大丈夫な状態かどうかを確認するということをすることを強くおすすめするピヨ
自分が異動を希望する診療科や部署で転職できそうなところを探す
本当であれば、看護師が異動希望を出してきたのであれば病院側としても叶えてあげたいという気持ちはあるはずなんだよ。
それなのに、なぜ異動希望が叶わない場合もあるのかというと…
異動希望先で看護師が足りてる(or トレード要員がいない)
これが理由になるんだよね。何も病院側もいじわるで異動希望を拒否するわけじゃなくて、看護師が足りていたり、トレード要員がいない部署に異動させることはできないんだよ。
それなら、異動希望する部署で働けるような転職先を探すというのが、希望する部署で働くのに一番の近道になるんだよね。
そして、異動希望を実現するのにも、実は転職先候補を見つけておくというのは強い力になることを次で説明するピヨ。
転職先候補をリストアップするだけでOK
転職先探しをすると言っても、第一の目的は異動希望を叶えることになる場合は、転職先候補をリストアップするだけでもOKなんだよ。
実際に求人申込をして、面接までしてしまうと異動希望が叶った場合に内定辞退をしないといけないことも考えられるなんだよね。
まずは、今の自分が採用してもらそうなところで、更に希望する部署で働けそうなところを探すのが第一になるんだよ。
自分が希望する部署で働ける求人がどの程度あるのかは、看護師専門の転職サイトで探すのが一番手軽でおすすめなんだピヨ。
「異動できないなら退職します」宣言をして実現しなければ転職を素早く決める
自分が希望する診療科や部署で働ける求人がどの程度あるのかを調べてみて、「これなら転職もできそうだ」という見込みがあるのであれば、いよいよ自分の異動希望を通すために行動をするときになるんだよ。
ここで言うセリフは…
「異動できないのなら退職します」
これを言ったときに、転職先のあてがあるのなら、異動希望が通らないときの退職もしやすくなるんだよね。
退職しても良いという覚悟があった上でする異動希望は、看護師長としてもそんな簡単に拒否はできないし、あなたの異動希望が通る可能性はかなり高まるんだよ。
- 異動希望をする前に、自分の希望する診療科や部署の求人がどのくらいあるか調べる
- 第一の目的は異動希望を実現することなので、この段階では転職先候補をリストアップしておくだけでOK
- 転職先の目星をつけた上で、「異動希望が通らないなら退職する」と伝える
パン子
ピヨ
でも、この方法を使っても病院で必要とされなければ、異動希望を叶えてもらえないってことになるんだピヨよ
パン子
ピヨ
パン子
ピヨ
最後のまとめ
看護師として働いていたら、「異動したい」というのは多くの人が考えることがあると思うんだよね。ここまで説明したとおり、何も考えないで異動希望を伝えてもそんな簡単には実現しないってことは多くあるんだよ。
それでも、今回紹介したことに気を付けてもらえれば異動希望が叶う可能性はかなり高くなると思うから、異動希望を実現させたい看護師はぜひ試してみて欲しいんだピヨ!!
あなたが希望する部署や診療科への異動希望が叶うことを、心から祈ってるピヨよー!