☑失業保険をもらうまでの手続の流れ
☑失業保険でいくらもらえるのか
☑失業保険をもらえる期間
☑看護師が失業保険をもらえないとき
☑看護師は失業保険をもらうのと、早く転職するのはどちらが得なのか
看護師の失業保険(失業手当)の手続方法や疑問点を徹底解説!
「看護師だけど失業保険のことがほとんどわからない…」
「転職先を探すまで失業保険を使いたいけど、手続きはどうすればいいのかな?」
こんな感じで、失業保険のことがほとんどわからない看護師は非常に多いんだよね。
今まで新卒で働いていた看護師にとっては、失業保険の手続は初めてって場合がほとんどだろうし、不安も多いと思うんだよね。
過去に失業保険の手続をしたことあるって看護師も油断大敵で、知らないと損をするかもしれないってこともあるはず。
どちらにしても、今回紹介する情報を最後までチェックして自分が受け取れるはずの失業保険をきちんとゲットして欲しいんだピヨ!!
ちなみに、失業保険の正式名称は「雇用保険」になるんだよ。一般的には「失業保険」とか「失業手当」と呼ばれることが多いんだけど、今回は「失業保険」という言い方で統一して説明するからご了解くださいピヨ。
ピヨ
②ハローワークによって手続などに若干の違いがある場合もあります。
看護師の失業保険の手続方法について流れを把握しよう
失業保険の手続
STEP① ハローワークで手続をしよう
看護師を辞めて失業保険を受け取るための第一歩が、ハローワークでの手続になるんだよ。
出向くハローワークは自分の住所地を管轄するハローワークになるよ。
持っていくものは、次のとおり!!
●離職票 ➡ 退職後10日程度で病院から送られてくる
*離職票が届かない場合はこちらを参照してください。
●雇用保険被保険者証 ➡ 退職後10日程度で病院から送られてくる
●運転免許証などの本人確認ができる書類
●写真2枚(縦3㎝・横2.5㎝)
●マイナンバーカード ➡ マイナンバーカードが無い場合は、通知カード又は個人番号が記載された住民票に加えて免許証・パスポートなどが必要になる
●預金通帳
●印鑑
ハローワークでの手続については、上記の書類などをきちんと揃えていれば窓口担当者の言う通りにすれば簡単にできるよ。
手続を完了させると、STEP②で参加することになる雇用保険説明会の日程を教えてくれるから、忘れないようにメモしておくんだよ。
失業保険の手続
STEP② 雇用保険説明会に参加しよう
「説明会」と聞いても意味がわからないかもしれないけど、簡単に言えば失業保険をもらうための注意事項を説明してもらうものだと思えばいいよ。
この説明会はある程度の人数を集めて行われるもので、2時間かからないくらいで終わるものになるピヨ。
当日の流れはこんな感じ!
- STEP.1説明会の流れの説明5~10分程度
- STEP.2DVDの視聴40分程度
- STEP.3ハローワーク担当者による説明60分程度
はっきり言っちゃえば、退屈に感じる部分も多々ある説明会になると思うんだけど、出来れば寝たり、スマホを見たりするんじゃなくてきちんと聞いておいて欲しいんだよね。
きちんと聞いていないからと言っても、厳しい対応をされることはほとんど無いと考えていいんだけど、意外と役立つ情報を教えてくれたりもするし、改めて全体の流れを把握することは失業保険をもらう上で必ず役立つんだよ。
ちなみに、この説明会のときに雇用保険受給資格者証という書類をもらうんだけど、この後の手続で必ず必要になるから失くさないように注意するんだピヨ。
また、雇用保険説明会以外に職業講習会もありますが、こちらは受講必須ではありません。ただし、ハローワーク職員からは受講を強く勧められます。
失業保険の手続
STEP③ 失業認定日にハローワークに行って、失業認定を受ける
説明会を受けたときに、次は失業認定日という日があることを教えてもらえるんだよ。
この失業認定日というのは、その言葉通り失業していることを認定してもらう日のことになるんだね。この失業認定日に前回の説明会でもらった雇用保険受給資格者証を持っていこう。
注意が必要な点として、失業保険をもらうために失業認定してもらうには単純に失業しているだけではダメで、重要なのは求職活動をしている実績が必要ということになるピヨ。
初回の失業認定日 | 2回目の失業認定日 | 3回目以降の失業認定日 | |
---|---|---|---|
必要な求職活動の回数 |
1回 |
3回以上 *初回の1回を含んでもOKなので実質2回 |
2回 |
失業認定日は4週間間隔であるから、ざっくり言うと4週間の間に2回の求職活動をする必要があるんだよ。
看護師の求職活動って何をすればいいの?
失業保険をもらうためには、失業中の看護師は求職活動をする必要があるんだよね。
求職活動というと、意味が分かり辛いんだけど、簡単に言えば【転職活動】をすればいいってことになるんだよ。
そのため、STEP②で紹介した雇用保険説明会みたいに、これからの転職活動に役立つようなものに参加することも求職活動の実績としてカウントされるんだよね。
ここから求職活動の実績としてカウントされるもの、されないものを紹介していくよ。
《求職活動の実績として認められるもの、認められないもの》
求人へ応募する⇒〇
求職活動として、一番わかりやすいものになるんだけど、求人へ応募することは求職活動としてカウントされるものになるんだよ。
応募していればOKで、面接前でも問題ないし、合否が不明な状態でも問題ないんだよね。そして、求人応募した上で断られていてもOKになるんだよ。
ただし、求人に対して問い合わせをしたりしただけでは求人活動としてはカウントされないことに注意する必要があるよ。
ハローワークで職業相談する⇒〇
職業相談と言われても何を相談したらいいか分からないかもしれないけど、看護師の職業相談なんて聞くことは一つだけなんだよ。
パン子
これだけでOK。出来れば、通勤〇分以内のところとか、日勤限定が良いとか、病棟勤務はイヤだとか、規模の小さなクリニックはイヤだとかの細かい希望も伝えられればいいと思うよ。
すると、ハローワークの担当者が求人を検索してくれて、求人を提案してくれるんだよね。
あとは、提案された求人を印刷してもらえばOK。
パン子
と伝えて、印刷した紙をもらえばそれで求職活動の実績として認めてもらえるんだよ。
看護師専門の転職サイトを利用した相談や求人応募⇒〇
看護師専門の転職サイトを利用すると、担当者がついてくれて色々な転職相談をすることが出来るんだよね。
自分の希望を伝えたり、現在どんな求人があるのかということを教えてもらったりすることが出来るんだけど、こういった相談も求人活動の実績として認めてもらえるんだよ。
看護師専門の転職サイトを使った求人活動は家にいながら、出来るからとても簡単でおすすめ出来るんだよね。相談した上で、実際に自分が応募したいと思える求人を紹介されたら応募すればいいんだよ。
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ここからは、求職活動として認めてもらえないものを紹介していくよ。ここで紹介するものを頑張っても失業保険はもらえないから注意!
ハローワークで求人検索をした⇒✖
ハローワークでは看護師の求人チェックも出来るんだけど、備付のPCで調べただけでは求人活動としてはカウントされないんだよ。
求人を調べることで、求人活動として認めてもらいたいのであれば、ハローワークの担当者に職業相談という形で、ハローワークの担当者に求人を探してもらって、提案してもらう必要があるってことになるんだね。
看護師専門の転職サイトに登録した⇒✖
先ほど看護師専門の転職サイトを利用した求職活動の方法を紹介したんだけど、さすがに転職サイトに登録しただけでは、求職活動としては認められないんだよ。
大事なのは、転職サイトに登録をして実際に相談をしたり、求人への申込をすることってことだね。
友人、知人の看護師を通して色々な職場の情報収集をしている⇒✖
看護師として転職活動をしている場合は、看護学校(大学)時代の仲間に連絡をして情報収集をすることもあると思うんだよね。
看護師の転職活動としては、かなり前向きに動いている状態だと思うから求職活動として認めて欲しいところなんだけど… これは求職活動としては認めてもらえないんだよ。
- 失業認定日は4週間間隔であり、その間に概ね2回の求職活動(ハローワークが認める転職活動)をする必要がある
- 求職活動として認められるには、求人への応募、ハローワークの職業相談、看護師専門の転職サイトでの相談や求人申込をする必要がある
- ハローワークで求人検索をしたり、転職サイトに登録するだけでは求職活動としては認められない
失業保険の手続
STEP④失業保険をもらう!!
STEP①~③までを完了させれば、失業保険を受けるまで後少し!!
することは… 待つだけ。
STEP③で失業認定を受けることが出来れば、3~7日程度で失業保険が指定した預金口座に振り込みされるんだよ。
看護師が失業保険でもらえる金額と期間を知っておこう!
*上記マンガ内での失業保険の計算は60歳未満の看護師でボーナスを除いた給料が1日あたり1万円とした場合を想定したものです。また、同条件での正確な失業保険金額は1日あたり5,687円(本ページ制作時点)となります。
看護師の失業保険でもらえる金額計算方法は?
マンガでは、超ざっくりとした計算方法を紹介したんだけど、重要なことは次の3点。
①失業保険は退職前6ヶ月間の給料を元に計算される
②給料総額には夜勤手当や、残業手当、交通費などの各種手当を含む
③給料総額にはボーナスを含まない
給与明細で確認した【総支給額】×6ヶ月分 = 半年分の給料総額
半年分の給料総額 ÷ 180日 = 1日あたりの給料
つまり、月額の給料総額が夜勤手当込で30万円なら、1日あたりの給料はほぼ1万円になる訳だから、その56%が失業保険でもらえる金額ってことになるわけピヨ。
とはいえ、マンガでも説明したとおり、この計算方法は超簡易的なもので実際にもらえる失業保険の金額とはバラつきが必ず出ることに注意して欲しいんだよね。
1日あたりの給料額が違う場合でも概ね50~60%の範囲で収まることがほとんどだから、1日あたりの給料額の50%が下限で、60%が上限と考えておけば大きな違いは発生しないはずだよ。
これで計算された1日あたりにもらえる失業保険が、90~150日の期間もらえるってことになるんだピヨ。どのくらいの期間もらえるのかは働いた期間によって変わってくるんだけど、この後で詳しく説明するから引き続きチェックしてね。
- 1日あたりの給料がいくらになるのかを計算する
- 給料には残業手当、夜勤手当、交通費などの各種手当を含めるが、ボーナスは含めない
- 1日あたりの給料の50~60%が、失業保険としてもらえる1日あたりの金額になる
- あくまでも簡易的な計算なので、実際にもらえる金額とは誤差が発生する可能性が高い
- もらえる期間は90~150日(詳しくは後述)
看護師が失業保険をもらえる期間は?
失業保険には1年の有効期間があります
失業保険はいつまでももらえる権利があるというものではなくて、一定のもらえる期間(受給期間)というのが設定されているんだよ。
その期間というのが… 退職した次の日から1年間!!
看護師を退職した次の日からカウントして、1年間を経過すると失業保険はもらえなくなることに注意する必要があるってことだね。
ここで、注意が必要なのが1年以内に手続をしたとしても、1年経過する間際で手続をした場合は、失業保険をもらえる期間が残っていたとしても支給は打ち切られてしまうんだよ。
看護師が失業保険をもらえる期間は90~150日
看護師を退職した後に、失業保険をもらえる期間は90~150日になるよ。
具体的には雇用保険の加入期間によって3パターンあって、90日・120日・150日に分かれることになるんだよね。
雇用保険の加入期間による、失業保険をもらえる期間を表にまとめたからチェックしてみてね。
雇用保険の加入期間 | 1年以上、10年未満 | 10年以上、20年未満 | 20年以上 |
---|---|---|---|
失業保険をもらえる期間 | 90日 | 120日 | 150日 |
平均的な看護師がもらえる失業保険の総額目安 | 約50万円 | 約67万円 | 約84万円 |
正職員として入職していれば、まず間違いなく雇用保険には加入しているはずなので「働いた期間=雇用保険の加入期間」と考えて問題ありません。不安な場合は、給与明細を確認して雇用保険料が差し引かれているかどうか確認しましょう。
表を見てもらえばわかるとおり、新人看護師だけじゃなくて、10年近く働いたそれなりに経験がある中堅の看護師でも、失業保険がもらえるのは90日間という短期間になっちゃうんだよね。そして、90日の期間受け取った場合は約50万円が失業保険の総額になるってことになるんだよ。
現実的には90日か120日の受け取り期間になる看護師が多いと思うけど、働いてないからボーナスは当然なくなる訳だし、失業期間中を失業保険だけを頼りに生活していくのは厳しいと思うよ。
- 失業保険をもらう権利は1年間で切れる(ただし、働くことが出来ない事情がある場合は延長手続をすることができる)
- 失業保険をもらえる期間は90日~150日
- 働いた期間に応じてもらえる期間が変わるが、看護師として10年未満の経験しかない場合は最短の90日しかもらえない
- 平均的な看護師の給料の場合は、90日間でもらえる失業保険の総額は約50万円になる
ピヨ
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看護師が失業保険をもらえないのはどんなとき?
転職活動をする気が無い場合
失業保険をもらう条件にも色々あるんだけど、大前提として転職活動をきちんとする意思が無い場合は、失業保険をもらうことは出来ないんだよ。
だから、失業保険をもらいながら、転職しないでのんびり暮らそうと考えている看護師は失業保険をもらう権利は無いってことになるんだね。
とはいえ、「転職活動をする気がある」かどうかの本心をハローワークが完璧に把握する方法なんて無くて、転職活動をしているフリをして、失業認定さえしてもらえれば失業保険をもらえちゃうのが現実ではあるんだピヨな。
というわけで、「転職活動をする気が無い」のに失業保険をもらうことは事実上出来ると言えば出来るんだけど、モラル的な問題だけじゃなくて法律上の問題もあるから、止めて欲しいんだよね。
それに看護師は普通に転職活動をすれば、あっさりと転職先が見つかるのが普通だし、失業保険を期限いっぱいまでもらうと色々怪しまれるかもしれないピヨな。
妊娠・出産・病気などで仕事が出来ない場合
ここまで何度も説明したとおり、失業保険は転職活動をしている人のためのものになるんだよね。
つまり、仕事をすることが出来ない状態の看護師は失業保険をもらう権利が無いってことになるんだよ。
妊娠や出産で仕事を辞めることになった場合は、当たり前なんだけど仕事が出来ないから退職したのだし、これから出産を迎えるという時期に転職活動は事実上できないんだから、失業保険をもらう権利は無いってことになるんだね。
そして、病気の場合も同じで仕事が出来ないから退職をしたのだから、失業保険をもらう権利は無いってことになるんだよ。
病気や怪我で退職をした場合は、傷病手当金という制度を使い失業保険よりも長く(最長1年半)手当をもらうことが可能となります。
入職してから1年未満で退職した場合
看護師の仕事は激務だから、どうしても短期間で退職するという人も出てくるんだよね。
1年で退職した看護師は金銭的にも厳しいという人が多いと思うんだけど、残念ながらこういうときは失業保険をもらうことは出来ないんだよ。
もし今1年未満で看護師を辞めるかどうか考えている場合は、可能であれば1年を超すまで我慢して退職することも考えたほうがいいかもしれないピヨな。
アルバイトを待機期間にした場合
失業保険をもらうための手続をした最初の7日間は【待機期間】と呼ばれる期間になるんだけど、この間にアルバイトをすると失業認定してもらえなくなったりするんだよ。
それに対して、失業保険をもらえるまでの【給付制限期間】と呼ばれる3か月間の間はアルバイトをしても大丈夫なんだよね。ただし、週20時間を超えて働いたりしているような場合は就職したと判断されて、失業保険をもらえなくなる可能性もあるから注意する必要があるよ。継続して雇用される見込みがあると失業認定してもらえなくなるから、失業保険をもらいたいのなら単発バイトなどをするようにすると良いね。
そして、失業保険をもらえる【受給期間】はもらえる失業保険は減っちゃうけど、申告すればアルバイトをすることはできるんだよね。
- 転職をする気が無い場合は失業保険をもらうことが出来ない
- 妊娠や出産、病気などで退職をした場合は、働くことが出来ないから失業保険をもらうことが出来ない
- 入職してから1年未満で退職をした場合は、失業保険をもらうことが出来ない
- 失業保険手続後の7日間である【待機期間】にアルバイトをした場合は失業保険をもらえなくなる
- 失業保険をもらえない期間となる【給付制限期間】と、失業保険をもらえる【受給期間】はアルバイトは働く期間や、働き方などに一定の制限がある
看護師は失業保険をもらうのと、早く転職するのはどちらが得する?
失業保険をもらうよりも早く転職したほうが得
結論から言っちゃうと、失業保険をもらえるとは言っても、働いている場合の半分程度しかもらえないし、働いて給料をもらったほうが得なんだピヨ。
あくまでも金銭面のことだけを考えたら、失業保険をもらっているだけでは、生活の収支はほとんどの場合で赤字になると思うから、手元のお金は減っていくだけってことになるんだよね。
とはいえ、失業保険は働かなくてももらえるお金だから、働いてもらえるお金と単純に比較できないのも事実ではあるんだピヨ。そうなると、「どうせなら失業手当を最後までもらっちゃおう!!」という考えを持つ看護師も多くなるかもしれないんだよね。
そこで、用意されている制度が再就職手当なんだピヨ!!
看護師が早期に転職したらもらえる【再就職手当】とは?
失業保険は転職活動を支えてくれる心強いものなんだけど、転職をする気がなくても失業認定を受けるための活動さえしていれば、もらえちゃうという点で転職活動の意欲を削ぐ面があるんだよね。
そこで、用意されているのが再就職手当というもの。
これは、失業保険をもらう期間をたくさん残していれば残しているほど、多く手当をもらえるという仕組みになっているから、早期の転職活動を促進するものになっているんだよ。
具体的には、次の場合にもらえるものになってるよ!!
●失業保険がもらえる期間を1/3以上残している
●ハローワークで最初に手続をしてから7日間が経過している
●7日間経過後、最初の1ヶ月の間に転職をする場合はハローワークか、人材紹介会社に紹介された就職をする
●元いた病院や施設、元いた病院や施設の関連する場所への就職ではないこと
●転職先で1年以上勤務する見込みがあり、雇用保険にも加入すること
●過去3年の間に再就職手当をもらったことがない
●失業保険の手続き前から内定していた転職先ではないこと
ざっくり簡単に言えば、失業保険をもらえる期間が1/3以上残っていれば、ほとんどの場合で再就職手当をもらう対象になると考えればいいと思うよ。
看護師は再就職手当をどのくらいもらえるの?
再就職手当をもらえるとは言っても、その金額が少ないとガッカリしちゃうと思うんだよね。
もらえる金額は次のとおり!!
●失業保険をもらえる期間が2/3残 ⇒ 未支給の手当の70%
具体的に看護師がどの程度の金額をもらえるのかを、表にしたからチェックしてみてね。
<失業保険をもらえる日数が90日の場合>
もらえる再就職手当 | |
---|---|
90日残して就職 | 約35万円 |
70日残して就職 | 約27万円 |
50日残して就職 | 約17万円 |
30日残して就職 | 約10万円 |
29日以下で就職 | 0円 |
<失業保険をもらえる日数が120日の場合>
もらえる再就職手当 | |
---|---|
120日残して就職 | 約47万円 |
100日残して就職 | 約39万円 |
90日残して就職 | 約35万円 |
70日残して就職 | 約23万円 |
50日残して就職 | 約17万円 |
40日残して就職 | 約13万円 |
39日以下で就職 | 0円 |
*上記表の計算は60歳未満の看護師でボーナスを除いた給料が1日あたり1万円とした場合を想定したものです。また、同条件での再就職手当金額は本ページ制作時点のものとなります。
以上のように、失業保険をフルでもらうよりは少ない金額にはなるんだけど、そこそこまとまったお金がもらえるようになってるんだよね。
失業保険をもらい続ける場合と比較すると、転職をすると給料ももらえる訳だから合わせて考えると早めに転職を決めちゃうのがお得ってことになるよ。
看護師は一般的な転職活動者よりも、早めに転職先を見つけやすいし、この再就職手当は積極的に利用して欲しいんだよね。
再就職手当は看護師専門の転職サイトを利用してももらえるの?
再就職手当は、早期(待機期間後の1ヶ月間)に転職をする場合は、ハローワークか【人材紹介会社】を経由した就職じゃないともらうことが出来ないんだよ。
この【人材紹介会社】は、看護師専門の転職サイトの多くが該当することになるんだよ。ちなみに、このページで紹介している転職サイトは全て該当するところになるよ。
つまり、転職活動はハローワークだけに限定される訳じゃなくて、転職サイトを有効活用するのもOKってことになるんだよね。
看護師の失業保険について最後のまとめ
さて、ここまでかなり長く看護師がもらう失業保険のあれこれについて徹底解説してきたんだけどどうだったかな?
失業保険は、パン子みたいに「何もしないでもらえるお金」という認識の人もいるかもしれないけど、実際はそういう制度じゃないし、転職する気がない看護師はもらう権利が無いってことを知っておいて欲しいんだよね。
看護師の転職活動は、はっきり言っちゃえば選ばなければ楽勝で出来ることが多いんだピヨ。
でも… 長い看護師生活のことを考えて、じっくり転職先を探したい人もいるだろうし、競争率が高い人気の職場だけを狙っている人もいると思うんだよね。そんなときは、このページで紹介した失業保険の制度をうまくつかって、少しでもお得に転職活動をしてもらえたら幸いピヨ。
失業保険をもらうことだけじゃなくて、転職活動の成功も祈ってるピヨよ~!!