看護師で確定申告が必要な場合は?

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副業してなくても確定申告が必要な看護師もいる!?

多くの看護師が【確定申告】は経験したことが無いだろうし、実際にどんなときに必要なのかも把握していないということがあるんだよね。

 

パン子みたいに、明らかに副業で稼いでいるのならわかりやすいんだけど、パートとかで看護師を掛け持ちでしているとか、たまに派遣ナースとかもしてるとかって場合は分かり辛くなっちゃうんだピヨ。

 

看護師が確定申告をする必要があるときと、得をするときなどについて分かりやすく解説していくから不安や疑問がある人は最後までチェックしていってね。 

 

看護師で確定申告が必要な場合は?

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看護師で確定申告が必要な場合①
副業をしていて、副業収入がある場合

 

看護師でも確定申告が必要な場合として、一番分かりやすいのがこれ。

 

看護師だとか関係無しに、本業以外に副業を持ってて、儲けが多少でも出ている場合は確定申告が必要になるんだよね。

 

看護師としての給料は毎月源泉徴収されて、給料から税金が天引きされるんだけど、副業の収入はそういう訳にはいかないから、自分で確定申告をして税金をいくら払うのかを確定させる必要があるってことになるんだよ。

 

ちなみに、良く言われる話として… 収入が20万円以下なら確定申告をしなくてもOK!! というのは、本当ではあるんだけどおすすめしないよ。

 

なぜなら、副業の収入が20万円以下で、確定申告(所得税の申告)をする必要は無いとしても、住民税の申告はする必要は出てくるんだよね。

 

そして、住民税の申告は確定申告で兼ねることが出来るんだよ。

 

つまり、住民税の申告をどうする?とか面倒なことを考えなくても、色々な手続方法や情報をいっぱい確認できる確定申告をしちゃえばOKってことになるんだピヨ。

 

副業収入が20万円以下の場合に確定申告は出来ないという訳じゃなくて、しなくていいだけなんだから、住民税の申告を兼ねて確定申告をしちゃうのをおすすめするよ。

 

ちなみに、副業収入が赤字になっちゃった場合は、確定申告だけじゃなくて住民税の申告も必要ないってことになるピヨ。

 

疑問① 確定申告すると副業が病院にバレる?

最初に言っておくと、確定申告で副業が病院にバレちゃうってことを完全に避けるのは難しいんだよね。

 

この対応策として、確定申告のときに「住民税に関する事項」という箇所で「自分で納付」を選択するという方法があるんだよ。 

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ただし、この方法を使っても以下の場合には、副業が病院にバレる可能性があるピヨ。

・副業が赤字の場合
・副業でもらっているお金が「給与」という形の場合
・住宅ローン減税、ふるさと納税をしている場合

 

 以上に該当する場合は、「自分で納付」を選んだとしても副業についての情報が病院側にバレる可能性があるから注意する必要があるってことだね。 

 

疑問② メルカリなどで不用品を売っただけでも確定申告が必要?

最近はメルカリなどのフリマアプリを使って、家にあるいらなくなったものを売る看護師も多いんだよね。

メルカリで家の中のものを色々売っている内に、数十万円もの売上になっていることもあったりして、確定申告が必要なのかも?と考える人もいたりするんだピヨな。

結論を言っちゃうと、家にある不用品を売っただけなら、確定申告は必要ないってことになるよ。

家にある不用品を売るんじゃなくて、どこかから安く仕入れたものをメルカリで売ったりするような場合は確定申告が必要になるんだけど、家にある不用品を売るだけなら事業では無いし、確定申告は必要ないってことだね。

 

看護師で確定申告が必要な場合②
掛け持ちで仕事をしている場合

2ヶ所以上から給料をもらっている場合も、確定申告をする必要が出てくるんだよ。

 

この「2ヶ所以上」というのは、看護師としての仕事に限らずだから、看護師をしながら、他アルバイトをしているようなケースでも確定申告が必要になるんだよ

 

給料をもらっているということは、源泉徴収をされて年末調整もしてもらっているはずなんだけど、それで税金がはっきるするのは1ヶ所だけで2ヶ所合算した税金っていうのは分からないんだよね。

 

2ヶ所以上を合算した給料がいくらになって、税金をいくら払う必要があるのかを確定するためにするのが確定申告って訳なんだピヨ。

 

ちなみに、2ヶ所いずれかでもらっている給料が年間20万円以下なら、確定申告は本来は必要ないんだよ。だけど、給料が20万円以下だとしても住民税の申告は必要になるから、住民税の申告を兼ねることが出来る確定申告をしておくことをおすすめするよ。

 

看護師で確定申告が必要な場合③
年度途中で病院を退職して、年度末(12/31)までに転職していない場合

おそらくは、このページを見ている看護師の中で該当するのが多くなるのがこれ!!

 

年度途中で看護師を退職したって場合でも、年度内(12/31まで)に転職をしていれば、転職先で年末調整をしてくれるから確定申告は必要無いってことになるんだよね。

 

でも… 年度内に転職をしないって場合は確定申告が必要になるんだよ。

 

ただし、この場合の確定申告は基本的には払い過ぎた税金を取戻すことが出来るから、お金をもらえる確定申告ってことになるんだピヨ。

 

給料から引かれる源泉徴収は、1年間働き続けることを前提にしているから年度途中で退職をした場合は、もらう給料が少なくなる分、源泉徴収もされすぎちゃってるという訳なんだよ。

 

<補足>
年度途中で退職をして、年度内に転職をしない場合の確定申告はする義務があるとまでは言えないかもしれませんが、年末調整を受けることが出来ない状態になっていることに加えて、退職後の所得がゼロであることを申告することが望ましいと考える為、「確定申告が必要な場合」に含めています。

 

看護師で確定申告が必要な場合は? まとめ
・副業収入がある場合は、赤字の場合を除いて収入額に関わらず確定申告をする
・掛け持ちで仕事をしている看護師は、給料の額に関わらず確定申告をする
・年度途中で看護師を退職した場合は、年度途中で転職しない限りは確定申告をする

 

看護師が確定申告をすると得をする場合は?

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看護師が確定申告で得をする場合①
10万円以上の医療費を払った場合

確定申告で得をする場合として、わかりやすいのが医療費を多く払った場合になるね。

 

基準となる医療費は年間10万円。

 

ただし、この医療費で確定申告をするのは色々面倒で、生命保険からもらったお金を差し引いたりしないといけないし、色々な書類を揃えておいたり、書類を色々書いたりする必要があるんだよね。

 

そして、その割には還付されるお金が少ない…

 

実際にどのくらい還付されるのか計算した例を紹介するから、チェックしてみるといいピヨ。 

・看護師の給料400万円
・掛かった医療費13万円

返ってくるお金 ➡ 9,000円

 

掛かった医療費が13万円程度の場合は、本当に少ししか返ってこないってことになるね。

 

もう少し医療費がかかった場合になると…

 

・看護師の給料400万円
・掛かった医療費50万円

返ってくるお金 ➡ 120,000円

 

医療費が50万円にもなると、それなりの金額になるってことだね。

 

ということで、医療費が10万円を超えた場合は、税金が返ってきてお得にはなるんだけど、10万円を少し超えたくらいでは、返ってくるお金も少ないから確定申告をする手間や時間を考えると、確定申告をしないという選択もアリだと思うよ。

 

看護師が確定申告で得をする場合②
住宅ローンを組んでいる場合

これはいわゆる住宅ローン減税というやつで、住宅ローンを支払っている場合はその分税金を安くできるってやつになるんだよね。

 

注意が必要なのが、自分が住宅ローンの借入者になっているかどうかってことだね。

 

自分が借りた住宅ローンであれば、確定申告をすることで住宅ローン減税を受けることが出来るけど、配偶者が借りているだけという場合は住宅ローン減税を受けることは出来ないんだよ。

 

これは例え、住宅ローンの連帯保証人になっていたとしても同じことだから、注意するんだピヨよ。 

 

看護師が確定申告で得をする場合③
6自治体以上にふるさと納税をしている場合

ふるさと納税をしているとしても、その納税先が6自治体未満の場合は「ふるさと納税ワンストップ特例制度」という制度を使うことで、確定申告をする必要はないんだよ。

 

この「ふるさと納税ワンストップ特例制度」はふるさと納税をした納税先の自治体に、決められた書類を送るだけで簡単に利用出来て確定申告より楽で便利なものなんだピヨ。

 

でも、ふるさと納税の納税先が6ヶ所を超えちゃうと「ふるさと納税ワンストップ特例制度」は使えなくて、自分で確定申告をしないといけなくなるんだよね。

 

つまり、ふるさと納税をたくさんのところにしている場合は、確定申告をしないとふるさと納税の恩恵を受けられなくなっちゃうってことピヨ。

 

確定申告をすると得をする場合は? まとめ
・医療費を年間10万円以上払った場合。ただし、医療費が10万円代前半の場合は数千円程度しかお金は返ってこないので手間を考えるとしないという選択もアリ
・住宅ローンを組んでいる場合。ただし、住宅ローンの名義人じゃないと住宅ローン減税は受けられない
・6ヶ所以上の自治体にふるさと納税をしている場合は、確定申告をしないとふるさと納税の恩恵を受けられない

 

 

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看護師の確定申告はどうやればいい?

『看護師の確定申告はどうやればいい?』マンガ

 

確定申告は申告会場に行けばほとんど解決します

ここまで読んで確定申告が必要なことが分かったとしても、実際にどうやって確定申告をすればいいのか分からず困っちゃう看護師もいると思うんだよね。

 

でも、確定申告の手続きを意外と簡単にする方法があるんだよ。

 

それが、確定申告の会場に直接出向くこと。

 

確定申告の会場に行くと、担当者がマンツーマンでついてくれて、確定申告の書類が完成するまで付き合ってもらえるんだピヨ!!

 

つまり、自分がすることは源泉徴収票や経費がわかる書類などの、必要そうな書類をごっそり持っていくだけってこと。

 

確定申告シーズンはかなり混み合っているけど、それでも確定申告に不慣れな看護師が一人で書類作りをするよりは、遥かに簡単に出来るからぜひ確定申告会場に行ってみるといいよ。

 

ちなみに、確定申告会場は基本的には税務署じゃなくて、近くの大きな施設を借り切った場所になるからね。

 

確定申告をしていないとどうなる?

『確定申告をしていないとどうなる?』マンガ

延滞税など余計な支払いをしないといけなくなる

確定申告をする義務があるのに確定申告をしないと、無申告加算税や延滞税が加算されて、かなりの金額を税金で取られてしまう可能性が出てくるんだよ。

 

バレなきゃ大丈夫と考えても、いつどんなことからバレるかは分からないから、基本的には確定申告をしないことはバレると考えたほうがいいんだよね。

 

過去の不申告はどうればいい!?

余計な税金を一気に持っていかれるとなると、これまでずっと確定申告をしないといけないのにしていない看護師は不安になると思うんだよ。

 

そんなときは、期限後すぐくらいなら何の罰則無しで済むということもあるから、すぐに確定申告をするようにするんだピヨ。

 

そして、もっと過去からするべき確定申告をしていないという場合は、過去5年分をさかのぼって確定申告が出来るから、遡って確定申告をするようにするんだよ。この場合は、残念ながら延滞税とかでかなり税額も高くなっちゃうと思うから、隠しているのがバレるよりは遥かにマシだから無申告の場合は遡って確定申告するのを強くおすすめするよ。

 

確定申告をしていないとどうなる? まとめ
・無申告加算税や延滞税が加算されるので、取られる税金がかなり高くなる
・過去の不申告は5年分遡って申告することが出来る

 

最後のまとめ

ほとんどの若手看護師にとっては確定申告は無縁だと思うんだけど、ずっと看護師をしていると怪我や病気で医療費がかなりかかったり、住宅ローンを組んだりとか色々な事情で確定申告が必要かも?って場面が出てくるんだよね。

 

確定申告と聞くと、難しそうとか、なんか怖いとか、ネガティブな印象を持っちゃうかもしれないけど、やってみれば意外と簡単だから安心して欲しいんだピヨ。むしろ、確定申告を避けることで怖いことになっちゃうかもしれないしね…

 

というわけで、以上で看護師の確定申告についての解説は終わるけど、更に困ったことが出てきた場合や、払う税金がかなりの金額になりそうな場合は諦めて税理士に相談するのを強くおすすめするよ。

 

それじゃー ちゃんと確定申告をして看護師ライフを楽しく過ごそうねーピヨ!!