看護師が育児休業給付金(=育休手当)でもらえる金額や期間を解説
育児のために、看護師の仕事を休んでいるときにもらえるのが育児休業給付金で、いわゆる【育休手当】というやつなんだよね。
育児休業給付金があることで、育休中の生活の助けになるのは確かなんだけど、どのくらいもらえるのかわからないと生活設計をどうすれば良いのかの判断もできないピヨな。
というわけで、今回は看護師が育児休業給付金をいくらもらえるのか?どのくらいの期間もらえるのか?などを分かりやすく説明していくよ。
このページでは育児休業給付金(育休手当)について解説していますが、育児休業給付金が支給されるまでは出産手当金を受け取ることが可能です。
看護師は育児休業給付金をどのくらいもらえるのか分かりやすく教えて!
*上記の育休手当の金額は看護師の1日あたりの給料が1万円とした場合を想定したものであり、本ページ制作時点の概算額となります。
子どもが1歳になるまでに育児休業給付金でもらえる金額は182万円くらい
マンガの中で説明したとおり、看護師が育児休業給付金でもらえる金額はおおよそ182万円くらいになるんだよ。
ただし、この金額というのは看護師としてどの程度の給料をもらっていたかで変わる点に注意する必要があるんだよね。
給料によってどの程度の金額になるか早見表を用意してから、自分に該当するところをチェックしてみてピヨ!
<育休手当でもらえる金額早見表>
もらっている給料(月額) | 育休手当の総額 | 1日あたりに換算した金額 |
---|---|---|
24万円 | 約145万円 | 約4700円 |
26万円 | 約157万円 | 約5100円 |
28万円 | 約170万円 | 約5500円 |
30万円 | 約182万円 | 約5900円 |
32万円 | 約194万円 | 約6300円 |
34万円 | 約206万円 | 約6700円 |
36万円 | 約218万円 | 約7100円 |
*上記金額は2018/9時点の制度を元にしたものになり、子どもが1歳になる前の日までを対象にもらえる金額となります。
【もらっている給料】には夜勤手当や残業手当などの手当は含むけど、ボーナスは含まないものになるから注意が必要だよ。
育児休業給付金でもらえる金額はこうやって計算されます
育児休業給付金でもらえる金額は、さっき紹介した早見表のとおりなんだけど、実際にどうやって金額を計算すればいいのかも紹介しておくよ。
(最初の180日…産後57~237日)
1日あたりの給料 × 67% = 育休手当(1日でもらえる金額)
(181~育休終了まで)
1日あたりの給料 × 50% = 育休手当(1日でもらえる金額)
*【1日あたりの給料】は半年間に受け取った給料を合計して、合計額を180日で割ることで計算します。
ざっくり言っちゃえば、最初の半年は給料の半分より少し多めにもらえて、それを過ぎると給料の半分しかもらえなるってことになるんだよ。
看護師の育児休業給付金は高めになる?
育児休業給付金は看護師だけが対象の制度ではないんだよね。
でも、現実問題として看護師がもらう育児休業給付金は少しだけ高めになっているんだよ。
なぜかというと、単純に看護師の給料が高めだからなんだピヨ!!
育児休業給付金を計算するときに基準とする給料には、看護師の夜勤手当を含むから、看護師にとっては育児休業給付金が高めになって嬉しいことになるんだよね。
看護師の給料は高めとは言っても、それは夜勤手当があることが前提という点に不満を持つ看護師は多いんだけど、育児休業給付金をもらうときは有利になるってことピヨな。
育休手当をもらえる期間は原則として子どもが1歳になる前の日まで
育休手当をもらえる期間をわかりやすく説明すると次のようになるよ。
産後56日間経過後 ~ 子どもが1歳になる前の日まで
ちなみに、産後56日については育児休業給付金ではなくて、出産手当金がもらえるようになってるから「産後の手当は!?」って思っている人は安心してピヨ。
ただし、この後に説明するけど、育休を延長する方法もあるからその場合は育児休業給付金をもらえる期間も伸びることになるよ。
●子どもが1歳になるまでにもらえる総額は182万円程度(看護師の日給を1万円とした場合)
●夜勤手当で増えた給料を元に計算されるので、看護師は育児休業給付金が少し多めになる
●育休手当は基本的には子どもが1歳になる前の日までの分がもらえる
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もらえる育児休業給付金を増やす方法がある!?
育休は延長可能
育休は基本的には子どもが1歳になる前の日までになるんだけど、次のどちらかに該当するような場合は最大で子どもが2歳になる前の日まで延長することが可能なんだよ。
①認可保育園への入園申込をしたが、入園できなかった
②子どもを養育している配偶者が死亡、怪我などのやむを得ない事情で養育できなくなった
育休というのは、職場復帰することが前提の制度になるんだけど、職場復帰ができない事情があるなら延長OKってことになるんだね。
育休延長で、育児休業給付金の受取期間も延長される
育休が延長されると、育児休業給付金をもらえる期間も延長されることになるんだよ。
ということで、結果としてもらえる育児休業給付金の総額は増えることになるんだよね。
育児休業給付金をもらいはじめてから180日を経過すると、もらえる金額が減っちゃうというデメリットはあるんだけど、職場復帰よりも自宅での育児を優先させたい人は育休延長も悪くないと思うよ。
この下に育休を延長した場合に、もらえる育児休業給付金でもらえる金額の早見表を掲載しておくからチェックしといてね。
<育休手当でもらえる金額早見表 育休延長ver>
子どもが1歳半になるまで育休の場合
もらっている給料(月額) | 育休手当の総額 | 1日あたりに換算した金額 |
---|---|---|
24万円 | 約217万円 | 約4400円 |
26万円 | 約235万円 | 約4800円 |
28万円 | 約253万円 | 約5100円 |
30万円 | 約271万円 | 約5500円 |
32万円 | 約289万円 | 約5900円 |
34万円 | 約307万円 | 約6200円 |
36万円 | 約326万円 | 約6600円 |
子どもが2歳になるまで育休の場合
もらっている給料(月額) | 育休手当の総額 | 1日あたりに換算した金額 |
---|---|---|
24万円 | 約289万円 | 約4300円 |
26万円 | 約313万円 | 約4650円 |
28万円 | 約338万円 | 約5000円 |
30万円 | 約362万円 | 約5300円 |
32万円 | 約386万円 | 約5700円 |
34万円 | 約410万円 | 約6090円 |
36万円 | 約434万円 | 約6450円 |
*上記金額は2018/9時点の制度を元にしたものになります。
●育休は保育園に入れなかった場合などに最大で2年まで延長できる
●育休が延長されると育児休業給付金をもらう期間も延長されるので、もらえる総額は増える
育児休業給付金をもらえない場合もある?
大前提として育休を取らないともらえない
育児休業給付金は一般的には【育休手当】という名称で言われたりするんだけど、その名称のとおり育休を取っていることが、育児休業給付金をもらう大前提となっているんだよね。
つまり、出産を機に病院を退職したような場合は、育休自体を取れないから育児休業給付金をもらうことはできないってことになるんだよ。
看護師が育児休業給付金をもらえるのはこんなとき
育休をもらっていることは大前提とした上で、次の条件をクリアしている必要があるよ。
①雇用保険に加入している(←正職員ならほぼ加入してると考えてOK)
②育休前の2年間で、1ヶ月で11日以上働いた月が12ヶ月以上ある(←正職員ならほぼクリアしていると考えてOK)
③育休中に給料の80%以上をもらっていない(←そんな良心的な職場はほぼ無いのでクリアしていると考えてOK)
④育休期間中に働き過ぎていない(←育休中に仕事してなければOK)
基本的には看護師として正職員をしていればクリアできることばかりになっているんだけど、念のため自分が該当するかどうか確認しておくといいよ。
パート勤務などの場合も、週数日程度でも働いていればクリアできることが多いから、①~④までクリアできているかどうか要確認なんだピヨ。ただし、正職員と比較するとどうしても給料は低めになると思うから、育児休業給付金でもらえる金額も低めになっちゃう点は理解しておく必要があるね。
●育休中であることがもらうための大前提
●基本的には正職員として1年以上、普通に働いていればほとんどのケースで育児休業給付金をもらえる
●パート勤務などの場合も、週に数日程度働いていれば育児休業給付金をもらえるケースが多い。ただし、金額は少なめになることが多い
●育休中に働いたりするともらえない場合がある
最後のまとめ
ここまで育休中に頼りにしたい育児休業給付金についての解説をしてきたんだけど、わかってもらえたかな?
育休中の生活費の全てを賄えるものではないんだけど、それでも育休を取りたい看護師にとっては強い味方になってもらえるものなんだよね。
どのくらいもらえるのか?というのは、計算式を見ても把握し辛いものだけど、上で紹介している早見表を参考にして自分がどの程度もらえるのかを確認して、育休中の生活設計をしてみるといいよ。
育休は単純に体を休めるってことは難しいかもしれないけど、育児休業給付金を活用して少しでも育休を満喫してもられば幸いピヨなー