育休明け看護師の転職を考えよう。

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このページを読んだらわかること

☑育休明けでも転職することはできるということ
☑育休制度自体は、復帰を前提にしたものであることを考える必要があること
☑育休明けに転職を決めた場合にすること
☑育休明けに転職したとしても、基本的には育休手当を返す必要はないこと
☑育休明けに転職しないで、今の職場に復帰して夜勤を断ることができる場合
☑育休明けの退職強要は断っても問題ないこと

育休明けの看護師の転職を考えよう

もうすぐ育休が終って職場への復帰が近づてきたけど…

 

「元の職場に復帰したくない!!」

「育休明けで復帰しないで転職したい!!」

 

って考える人もいると思うんだよね。 

 

というわけで、今回は育休明けの看護師転職についてみんなが知りたいことを紹介していくピヨー!!

 

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看護師だけど育休明けに転職する!?

っていうか、そもそも育休明けの転職は出来るの?

結論から言うと… 転職は出来るんだよ!!

 

ただし、育休というのは復職することを前提にしたものということは理解しておく必要があるんだよね。

 

育休が復職前提にしたものということは、病院側はあなたが復職して働いてもらうこと前提にして職場環境を整えているという訳になるんだピヨ。

 

病院からすると、「もうすぐ育休明けで復帰してくる!!」と当然に思っているのだから、育休明けに転職するということは病院や、そこで働く同僚看護師に迷惑をかけることに繋がるんだよ。

 

でも、今このページを見ているということは、何らかの事情を抱えて転職を考えているんだと思うんだよね。綺麗ごとを抜きにすれば、結論は【転職は出来る】のだから、ここから下の解説も読んで、後悔しない形でどうするかを決めて欲しいんだピヨ!!

 

何となく「転職しよっかな」くらいの感覚であれば、育休は復職すること前提なのだからきちんと復職することを強くおすすめするよ!!

 

育休明けの転職は出来るの!? まとめ
・転職すること自体はOK
・ただし、育休は復職を前提としたものだから病院や同僚に迷惑がかかる可能性がある

 

育休後に転職することに決めた!! そんなときは…

一つ前で解説したとおり、育休明けに転職すること自体は可能なんだね。

 

だけど、病院側からすると復職する予定だった看護師が一人いなくなる訳だから、迷惑がかかってしまうのは事実なんだよ。

 

そこで、色々な事情からやむを得ず転職を決めた場合には、誠意をもってきちんと転職理由を告げた上で、転職することを伝えるようにして欲しいんだピヨ!!

 

転職することを告げた上で、嫌みを言われるかもしれないし、怒られたりすることもあるかもしれないけど、復職前提なのに復職しないのだからある程度は受け止めることも必要になると考えたほうがいいよ。

 

転職することに決めたときにすること まとめ
・転職することを転職理由と共にきちんと病院に伝えるようにしよう
・嫌みを言われたり怒られたりもするかもしれないけど、ある程度は我慢しよう

 

転職探しをするときは、求人応募する病院にも育休明けであることを正直に言おう

育休明けに転職することに決めたら、実際に転職先探しをしていくことになるんだけど、このときに自分が育休明けであることを伝えるべきかどうかで悩んでしまうかもしれないんだピヨ…

 

でも、これは正直に言ったほうが良いと思うよ。

 

なぜなら、これまでの経歴を説明するときには退職理由を聞かれることがほとんどだけど、正直に言わないということは嘘をつくことになってどこかでボロが出てしまう可能性が高いんだピヨ。

 

ただし、育休明けに復職しないで前職を退職してしまったというのは、マイナスな情報には違いないことも事実なんだよね。

 

そこで、あなたが育休明けに転職を決断した理由を明確にして、その理由と共に伝えるようにするといいんだよ。

 

例えば、次のような理由であれば転職先候補の病院も育休明けの転職でも納得できると思うよ。 

●院内保育所が無い病院だったので、院内保育所がある病院に転職する必要があった
●夜勤なしで復職を希望していたが、無理だったため転職を決めた
●子どものために、より自宅に近い勤務先を探す必要があった

もちろん、嘘をつくとか作り話をするというのはダメだけど、今の自分の状況を客観的に考えてきちんと説明できるようにしておいて欲しいんだピヨ。 

 

育休明けで転職すると、もらった育休手当は返す必要があるの? 

育休が復職を前提したものであることから、育休手当を返す必要があるのかも?と考えるかもしれないね。

 

でも、受給した育休手当は育休明けに転職したとしても、返す必要はないんだよ。

 

育休は復職を前提にしたものだけど、育休中に状況が変わったり、考えが変わったりなんてことは普通にあり得ることなんだから、育休明けで転職したからと言って問題になることではないってことピヨ。

 

ただし、最初から育休明けで退職することを決めていて、復職する可能性がないことを認識しながら育休手当をもらうことは大きな問題になるかどうかはともかくとして、モラル的にも法律的にも問題があるので絶対に止めるようにね!!

 

もらった育休手当はどうなる? まとめ
・育休明けで転職することになっても返す必要はない
・育休明けで退職することが決定していたのなら、育休手当をもらうことはモラル的にも法律的にも問題だから絶対ダメ

 

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ちょっと待って!! 転職しないで育休明け後も働き続けるのもアリかも!!

ここまで育休明けに転職する場合にどうするのか?ということを説明してきたんだピヨ。

 

でも… 色々な事情があって育休明けの転職を考えているとしても、その色々な事情は解決できる問題で、転職するよりもそのまま働き続けたほうが良いという場合もあるかもしれないんだよ。

 

転職するよりも、そのまま今の職場に復帰したほうが良い場合もあると思うから、悩んでいる人はぜひ参考にしてみて!!

 

深夜勤務を避けたいのなら「深夜勤務はできない」と要求できます *例外あり

育休明けで病院に復帰する予定だけど、復帰した場合に夜勤前提という形になっていてそれが、転職を考えるきっかけになっている人もいると思うんだよね。

 

でも… 実は子どもが小さいのなら「夜勤はイヤ!!」と言える権利が看護師にはあるんだよ!!

 

厳密に言うと、子どもが小学校に入る前までに関しては「夜勤なしの勤務」を希望することが出来るよう法律で定められているんだピヨ。

 

法律で決められていることだから、病院側はその要求に応じる義務があるんだね。 ただし、この要求はできる場合とできない場合があるから、この下の「check!!」の解説を見ておいてピヨ。

 

check!!  深夜勤務を拒否できない場合
一定の場合(事業の正常な運営を妨げる場合)病院側は「夜勤なしの勤務」を拒否することも可能となっています。ただし、病院側が簡単に拒否できるようなものではなく、病院側が相応の努力をすることが前提となっています。 

また、同居の家族が深夜勤務をしていないなどで、深夜に子どもの面倒をみることが出来る場合は、深夜勤務拒否に応じないということも可能になっています。夫(または妻)が夜は家にいる場合は、深夜勤務拒否はできないことになるから注意する必要があります。

 

いくら病院側が「正職員の看護師なんだから夜勤して当然でしょ!!」と言ってきたとしても、夜勤拒否できる権利を持っている場合は、そんな理屈は通らないということになるんだよ。

 

同居の家族がいて深夜勤務拒否が法律上はできないという場合でも、病院側と話し合って深夜勤務を回避してもらうことはできるんだから、いずれにしても一度は話し合うことをおすすめするよ。

 

ただし… いくら法律で深夜勤務拒否をする権利があるとは言っても、残念ながら法律なんか無視する病院もあったりするのが現実ではあるんだよね… 徹底的に争えば、こういう場合でも深夜勤務拒否を勝ち取れると思うけど、実際のところそこに労力を使っても大変なだけで得られるものは少ないんだ。こんな場合には、さっさと見切りをつけて育休明けの転職を決断しても良いと思うよ。

 

深夜勤務拒否できる場合 まとめ
・子どもが小学生未満で、深夜勤務をしない同居の家族がいない場合は深夜勤務を拒否できる
・ただし、法律上の権利だとしても、それに応じない病院はある。そんな場合は育休明けの転職を決断してもOK

 

育休明けの退職を強要されているなら断ってもOK!!

あなたが育休に入っている間に、病院側が人員を整えてしまって育休が終って復帰しようとしても、居場所がなくなってしまうという場合もあったりするんだね。

 

でも… 育休明けに退職を強要(勧奨)するのは違法だと言うことを知っておいて欲しいんだピヨ。

 

つまり、仮に育休明けの復帰しようとして退職を強要されたとしても、病院側に復職を拒否する権利は無いということになるんだよ。

 

とはいえ、“退職の強要”までされるような状況だと、退職を拒否して復職したとしても働きづらい状況になる可能性はあるんだよね。ただ、病院側がそういった対応をしてきたとしても現場の同僚は力になってくれる可能性はあるし、一度復職してみるというのも一つの手ではあると思うよ。

 

もし、退職を受け入れるとしても、その場合は自己都合の退職ではなく、会社都合の退職になることも覚えておくといいよ。病院側としては、“自己都合の退職”にしたがると思うけど、病院側に自己都合ではないということを認めてもらう代わりに退職を受けいれるという手が使えるよ。仮に不本意な形で“自己都合の退職”にされた場合は、ハローワークに離職票を提出するときに、「退職を強要された」という事情を話せば会社都合の退職と判断してもらえることもあるんだ。退職を強要された証拠(文書・メールや会話録音)があればより効果的だよ。

 

退職を強要された場合の対応 まとめ
・育休明けの復職を病院側が拒否することはできない(退職は拒否できる)
・仮に退職するとしても、会社都合の退職としてもらうようにする
・自己都合の退職にされてしまった場合も、離職票をハローワークに提出するときに事情を話し、会社都合の退職と判断してもらえるように交渉することが可能

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最後のまとめ

というわけで、ここまで育休明けの転職だけじゃなくて、転職しない(したくない)場合の対応についても解説してきたんだピヨ!

 

育休明けに働くというのは、久しぶりの仕事ということでそれだけで、色々なプレッシャーがかかると思うんだよね。更に、育休明けに転職までするとなったら尚更だと思うよ。だからこそ、転職先をどうするかは後悔の無いように色々と調べて決めてもらえたらなと思うんだピヨ!

 

でも、何度か説明したとおり、何らかの事情が無ければ育休明けの転職はモラル的には褒められたものではないから、基本的には転職しないで同じ職場に復職することをおすすめするよ。

 

育休明けに転職するにしても、しないにしても後悔の無いように、周りに出来るだけ迷惑を掛けないように出来るといいね!!

 

それじゃ、頑張ってピヨー!!