看護師と有給休暇(年休)
有給と年休って違うの?
本題に入る前に、職場によって“有給”と言われている場合もあれば、“年休”って言われている場合もあると思うけど、どちらも同じものピヨよ。
そもそもの元の言葉が“年次有給休暇”で、それを“有給”と略すか、“年休”と略すかの違いでしかないピヨね。
どちらの言葉でも同じことを言ってると思えばいいピヨ。
有給を取りやすい職場って探せるの?
探せるピヨ。
とはいっても、有給が100%希望通り、いつでも取れるなんて職場はまず無いと思ったほうが良いピヨ。
今回は、有給についての基礎知識や、実際にどうやって有給休暇を取りやすい職場を探すのかってことをとことん解説していくピヨよー
年次有給休暇の基礎知識
有給休暇ってなに?
有給休暇っていうのは、“休みなのに給料がもらえる”という制度のことピヨ。
“年次”という言葉のとおり、年毎に決められた休暇日数が付与されていくという形になっているんだピヨ。
これは、経営者から与えられるものとかじゃなくて、法律で決められている労働者の権利なんだピヨね。
どのくらい休めるの?
最初にもらえる時期
有給を最初にもらえるのが、入職して6カ月の時点で、10日もらえるんだピヨ。
つまり、状況さえ許せば入職して6カ月経った時点で、12日連続(週休2日+有給10日)も給料をもらいながら休むことができるってことピヨ。
実際には、ちょっとした制約もあるから、なかなかこんなに連続して使うことは出来ないピヨけどね。ここらへんは追々説明していくピヨ。
その後のもらえるペース
表にしてみたから確認してみるピヨー
勤務年数 | 半年 | 1年半 | 2年半 | 3年半 | 4年半 | 5年半 | 6年半 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
有給日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 13日 | 16日 | 18日 | 20日 |
半年目でもらえるのが10日間というのはさっき説明したとおりピヨ。
それから1年経つと(入職1年半目)、更に11日がもらえるんだピヨ。
1年半時点の有給総日数21日 = 半年経過時10日 + 1年半経過時11日
間違える人も多いけど、1年半時点の総日数が11日ということではなくて、半年時点の10日にプラスして、11日になるんだピヨ。
ちなみに、有給は労働日の8割以上の出勤をしている必要があるピヨ。っていうことは普通に勤務している限り、普通は有給がもらえるってことピヨ。
有給は使わないと消える
有給は使わないままで、どんどん加算されていくんじゃなくて2年で消えちゃうピヨ。
例えば、こんな感じピヨ。
1年半経過時に合計21日の有給の権利を取得
↓
1日も有給を使わないまま2年半経過
↓
2年半経過時の12日が加算。2年を経過した10日が消滅。
↓
2年半経過時で合計23日の有給が残る
ってことピヨ。
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好きなときに休める保証は無い
「有給休暇は労働者の権利」というのは、間違いないんだけど必ずしも希望通りの時期に有給を使えないっていう場合もあるピヨ。
それが、経営者側が持っている “時季変更権”というものなんだピヨ。
これは経営者側が、有給の申請に対して
「その日は忙しいし、無理だよー 別の日にして!」
ということを言っちゃうものなんだピヨ。
これがあるから、最初のほうで説明した“半年経過時点で12連休を取っちゃう”というような無茶な使い方について「それは無理だよ!」と言われてしまうのもしょうがないってことになるピヨな。
ただし! 経営者側の勝手な理由では使えないし、ただ単純に「今忙しいから無理!」というだけじゃ使えないんだピヨ。経営者側は、まず有給をきちんと使ってもらえるように変わりの人員の確保や、勤務体制を整備するような努力をしないとダメなんだピヨ。
経営者側が何の努力もしないで「忙しいから無理!」と、無制限に有給申請を拒否できるものじゃないってことピヨ。
休む理由を教える必要は無い
有給を使うのに、わざわざ理由を言う必要はないんだピヨ。
もし申請書に理由を書く欄があったとしても
「理由無し」
「私用」
と書いてもいいんだピヨ。極端な話を言うと
「ぐっすり寝たいから」
と書いたとしても、まったく問題ないんだピヨ(変なやつと思われる可能性は大ピヨ)。
何日前までに有給申請をする?
これは就業規則で確認するピヨ。
“前日までに”と書かれていれば、前日までにすることになるし、“一週間前までに”となっているなら1週間前までにするんだピヨ。
就業規則に書いてなかったり、就業規則自体が無い場合は基本的には自由だけど、職場の慣例があると思うから、それに従うのが無難だとは思うピヨ(無茶な慣例なら別ピヨ)。
有給休暇を取りやすい職場に転職する方法
有給取りやすい職場の基準は?
まず、有給の取りやすい職場を探すときのキーワードとして“有給消化率”というものがあるピヨ。文字通り、有給をどの程度使えているのかをパーセンテージで表したものピヨね。
有給消化率の平均的なところはこんな感じピヨ。
●一般企業の平均 48.8%(厚生労働省「平成26年就労条件総合調査」より)
●看護師の平均 46%(社団法人日本看護協会「2009 年 看護職員実態調査」より)
つまり、低めにも見えるけど50%を超えれば平均を超えているってことピヨ。
目指すべき基準としては60%~80%ってところピヨか。もちろん、80%以上なんてところがあれば理想的ピヨね。
有給消化率高めのところを探すのがポイントになるってことピヨね。
どうやって有給消化率の高い職場を探す?
これは簡単なことで、看護師専門の求人サイトに登録して、担当者に希望する求人を出している病院の有給消化率を聞くことピヨ。
求人サイトの担当者は、求人を出す病院やクリニックの色々な情報を持っているから、有給消化率の数字も知っていることがあるんだピヨ。
これを聞けば、表面上は同じように見える求人だとしても、有給消化率でより良い職場を探すことだって出来るんだピヨ。
求人サイトの担当者がこういう希望にも応えてくれるかどうかで、誠実な対応をしてくれる求人サイトかどうかの見極めもできるんだピヨ。
求人サイトは、このページの一番下でも紹介しているから気になるところに登録すると良いピヨ。
まとめ
看護師は激務とはよく言われることだけど、同じ勤務条件でも有給が使えるかどうかで、その大変さはまったく違うことになるんだピヨ。
単純に1年に10日使えるとすれば、1年間に週休3日が10回も作れるってことピヨ!
週休3日が10回も作れるっていうのは大きいピヨよ。
他の使い方としては、1年間に週休4日を5回作るということもできるんだピヨな。
もちろん、理想通り有給を使えるかどうかは、職場にもよるけど、だからこそ転職前に有給の消化率をきちんと把握しておくんだピヨ。
看護師の仕事で疲れ果ててしまわないように、有給休暇をきちんと活用したいところピヨ。
有給休暇を取りやすい職場を探している場合は、良い職場が見つかるように頑張るんだピヨよ。