ブランクあるけど復職する?
現在、看護師資格がありながら看護師職から離れている“潜在看護師”は約55万人もいるんだピヨ。この55万人の潜在看護師の中には、「看護師として復職したい」と思ってる人も多いんだピヨ。でも、いざ看護師として復職したいと思っても、色々考えちゃうことが多いんだなピヨ。
医療は日進月歩で進んでいて、10年どころか数年休んだだけで分からないことが多くなることも…
更に単純に技術も知識もどんどん忘れていってしまう…
医療技術だけじゃなく、医療機器も変わってくるし、カルテも紙から電子カルテになっているところが多い…
若い看護師に嫌味を言われたりするかも?…
などなど、不安が多いブランクのある看護師の復職だけど、現在では看護師不足を解消するために様々な制度を整えているところも多いんだピヨ。今回はそんなブランクのある、看護師に向けた情報を解説していくピヨ!
ブランクがあるけど復職できる?
復職支援制度がある病院も増えている
最近は復職支援セミナーだったり、復職支援プログラムだったり名称はいろいろあるけど、看護師が復職するための研修やセミナーを充実させているところは多いんだピヨ。
なぜかというと、2007年の診療報酬改定に伴って導入された看護師の配置基準「7対1」によって、元々看護師は不足していたのに、看護師不足が更に進んでしまって復職支援制度を実施する病院が増えてきているんだなピヨ。
研修内容としてはこんなことが学べるんだピヨ。
●技術研修
・導尿(バルーンカテーテル)
・吸引(挿管チューブ等)
・注射、点滴(採血等)
・胃管カテーテル挿入
忘れかけていたり、いきなり実践するとなると怖いものも多いから役立つ研修が多いんだなピヨ。
もっと具体的な復職支援制度を紹介してみるピヨ。
東京大学医学部付属病院で実施されている復職支援のプログラムはこんな感じ。
【東京大学医学部付属病院研修プログラム】
■5 日間コース
対象:目安として離職期間 3 年~4 年程度
研修内容:医療界・看護界の動向、安全対策・感染対策、個人情報の保護、薬剤、 ストレスマネジメントの講義、薬剤調合、輸液ポンプ・シリンジポンプ、注射、静脈穿刺、採血、一次・二次救命処置の演習、一般病棟見学など。■10 日間コース
対象: 目安として離職期間 5 年以上
研修内容:上記 5 日間コースの内容に加え、心電図、糖尿病患者・がん患者・重症患者の看護、褥瘡・創傷ケア、体位変換の演習、ICU見学、シミュレーションによる看護実践練習など。
*医療安全推進者ネットワークHP( http://www.medsafe.net/contents/recent/129supernurse.html )より一部を省略の上、引用。
こういった復職支援制度がある病院で研修を受けることのメリットは、ただ単純にブランクを克服するという事だけじゃないんだピヨ。もう一つあるメリットは、その病院の雰囲気を入職前に掴むことが出来るという点にあるんだピヨよ。復職支援の研修を受けて、自分の技術や知識の現在地を確認出来て、更に入職候補の病院の雰囲気も掴めるんだからメリットはかなり大きいピヨ。
公的機関が実施する復職支援の研修もある
例えば、東京では福祉保健局が看護職復職支援研修を行っているんだピヨ。
東京都が実施している研修は1日コース、5日コース、7日コースがあって7日コースならかなり密度の濃い研修ができるピヨ。
当然座学だけじゃなくて、病棟での研修も行われているから復職を考えている場合はぜひ利用してみたらいいピヨ。
プリセプターがつく場合もある
あまり多くないと思うけど、新卒じゃなくてもプリセプターがつく病院もあるんだピヨ。年下のプリセプターになってしまうかもしれないけど、看護技術や最新の知識では、多分上となる先輩なんだから頼りにできるピヨね。
一般病院より療養型病院
療養型病院は一般病院とは違って、患者さんの症状が慢性化した状態だから、一般病院とは違って入院期間も長期間のことが多いんだピヨ。
病状も安定していることが多いから、一般病院よりも落ち着いた看護ができる場合が多いんだピヨ。看護というよりも介護に近い部分も多いピヨね。
看護師としていきなり、一般病院でバリバリに働くのはかなりきついと思うから療養型病院を選ぶというのは良い選択だと思うピヨ。
個人経営のクリニックは?
個人経営のクリニックは、看護師数も少なく即戦力を求める傾向にあるので注意しましょうピヨ。
もちろん、クリニックによっては新人への教育を充実させているところもあるから、そういった体制が整っている場合はクリニックを選択肢にいれてもいいと思うピヨ。
まずはパートで復帰という手もある
パート勤務なら短時間勤務だから、精神的にも身体的にも負担は少ないピヨ。
それに専業主婦を長年していたような場合は、いきなり正職員でバリバリ働くのは相当体への負担が重たいと思うピヨ。
だから、看護師という仕事の感触を思い出すため、現在の看護実務を覚えるためにパートで復帰するというのもありだと思うピヨ。
パート勤務である程度慣れてきたら、同じ職場で正職員としての登用をしてもらえるなら、正職員としての登用を希望すればいいし、他の職場に正職員として転職するっていう手もあるピヨな。
病院ではなく介護の現場に就職するという手もある
介護老人保健施設なら、看護というより介護を必要とする利用者ばかりだし、日勤限定で働ければ何かあったときも同僚看護師がいるから頼ることもできるピヨ。
看護師としての腕の見せ所がないことに不満を持つ看護師もいるけど、ブランクがある場合は、そういった職場だからこそ安心して働けるピヨね。
看護師が活躍できる場所を医療の現場だけに限定する必要はないってことピヨな。看護師の能力を必要としている現場は、医療以外の介護の現場にもあるってことを覚えておいて欲しいピヨ。
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実際に復職したら?
プライドを捨てる
同じ職場の看護師が自分より若いとしても、看護師としての経験は自分より長いことも多いし、最新の看護知識は負けていることがほとんどピヨ。
分からないことは、正直に分からないと言って聞くことが必要だピヨ。人によっては嫌味を言われたり、きちんと対応してもらえないこともあるかもしれないけど、新人はどの世界でも厳しくされることはあるピヨ。
プライドを捨てて、学ぶという姿勢を持とう!ピヨ。
勉強をする
とにかく勉強することはたくさんあるピヨ。
技術を学ぶことはもちろんだけど、知識を学ぶことも必要なんだピヨ。場合によっては専門書を買ったり、最近では看護技術を紹介するHPもあったりするからそういったところで、とにかく勉強をするんだピヨ。職場だけで全てを身につけようと思うんじゃなくて、仕事時間以外も勉強するんだピヨ。
大変だけど、復職したあと半年とか1年くらい続けたら、勘も戻って、技術も身について自信を持って働くことができようになると思うピヨ。将来のために、復職直後に頑張るだピヨ。
まとめ
最後にちょっと説明したように、ブランクがあって復職するというのは決して簡単という訳じゃないピヨ。
でも、職場の選び方一つで、ブランクがあっても働きやすい職場を見つけることが出来るし、心構えができていれば、復職してからも頑張れるピヨ!
せっかく復職するなら、看護師として最後に働く場所となることような、良い職場に出会うことを祈ってるピヨ!
ブランクがある場合に、どんな求人があるか知りたい場合はまずはいくつか看護師専門の求人サイトに登録しておくことをおすすめするピヨよ♪