注射が苦手だから転職する?
注射が苦手な看護師さんて意外といるんだよね。
パターンとしては、
・看護学生時代から苦手で、それをそのまま引きずってる
・看護師を一時やめてて、ブランクから注射が苦手になった
という感じだよ。
注射が苦手な場合は、注射苦手を克服するか、注射をしなくてもいい(又は少ない)職場へ転職するかしか解決策は無いんだよね。
看護師と言えば注射は必須技術!! という場合が多いのは事実なんだけど、意外と注射技術が必要とされない転職先もあるから、注射に自信が無い人は最後までチェックするといいよ。
そんな訳で、今回は注射をしなくていい職場とかについて解説していくピヨ!
注射が少ない又は無い転職先を探そう!!
老人ホーム
老人ホームの種類にもよるけど、基本的には老人ホームは介護をするのがメインなんだよね。だから医療行為となる注射はしないこともあるんだよ。
特に“特養”と呼ばれる特別養護老人ホームでは制度上の問題で、保険が使えないため嘱託医の往診による対応だけというところがあるんだよね。
ただし、施設によりけりで看護師に医療行為は一切させないというところもあれば、積極的にやっているところもあるんだよ。注射をしたくないなら、看護師が医療行為をどの程度するのか事前に確認してする必要があるってことだね。
看護師にインスリン注射をさせるところあるかもしれないけど、インスリン注射は注射とは言っても簡単に出来るものだから、そこまで気にすることは無いと考えていいんだよ。
パン子
ピヨ
デイサービス
デイサービスは通所介護を行う施設だよ。その名称のとおり“介護”をする施設だから、注射はもちろん点滴も無いんだね。看護師が注射をしなくていい職場を、探しているならおすすめ!
ただし、医師の指示の元でインスリン注射を行う施設もあるんだよ。とはいっても、老人ホームところでも説明したとおり、インスリン注射は採血をするときのような難しさは無いから、そこまで神経質になる必要はないと思うよ。
パン子
ピヨ
介護系と一括りにするのは難しくて、色々な施設があるから興味がある場合はチェックしてみるといいピヨよ。ただし、後から説明するんだけど介護系でも注射が普通にあったりするところもあるから、どこが良いかは慎重に選ぶ必要があるピヨな
保育園
保育園に勤務する看護師が注射をする場面っていうのは基本的には無いんだよ。
ただし、食物アレルギーなどでアナフィラキシーを起こした子どもにエピネフリン注射(エピペン)を打つ場合はあり得るんだね。
エピネフリン注射は看護師じゃない、保育園の先生が打ってもいいんだけど、実際にエピネフリン注射が必要な場面になって看護師がいるのなら、看護師が頼られると考えたほうがいいんだよね。
とはいえ、エピネフリン注射は看護師じゃなくても打てるというものだから、あまり構える必要はないと思うピヨ(打つタイミングや、その後の対応のほうは神経質にならざるを得ないけど…)。
というわけで、エピネフリン注射を打つ可能性はあるけど、誰でもできる注射だから気にする必要はないっていうのが結論になるよ。だから、看護師が注射をしなくていい職場を探していて、保育園勤務に興味があるならおすすめ!
パン子
ピヨ
一般企業
これは求人の数は多いとは言えないけど、注射をしなくてもいい仕事内容のところが多いんだよ。
どんな仕事かは企業によって本当に色々で、医療機器の使用方法について電話対応する業務だったり、電話での健康相談業務だったといったコールセンター的な仕事を看護師がする場合もあるんだよ。当たり前だけど電話で注射は出来ないから注射をすることは無いってことになるね。
他には医療機器の営業に看護師が付き添うような場合もあるんだよ。
そして、一般企業への転職先として一番求人が多いのが、治験コーディネーター(CRC)の仕事になるんだピヨ!! 治験コーディネーターでも病院所属と企業所属の場合があるんだけど、企業に所属して治験コーディネーターになった場合は医療行為はしないことになるんだよね。
こういった一般企業での仕事なら注射をすることはまず無いんだよね。看護師として勤務するというよりも、看護師の資格を活かして就職するっていうイメージなんだピヨね。
看護師になると普通は「看護師の仕事頑張るぞ!」と思うけど、ちょっと考え方を変えて「看護師の資格で就職するぞ!」という感じだと思えばいいんだよ。純粋な看護師の仕事に未練がある場合は難しいかもしれないけど、そうでなければ自分に合った良い職場が見つかる可能性が出てくるってことだね。
看護師が注射をしなくていい職場を探すなら、一般企業も候補にあげるといいよ。
パン子
ピヨ
- 老人ホームは介護が中心となり、注射をしないところもあるが、看護師にどの程度医療行為をさせるのかは事前に確認する必要がある
- デイサービスは介護を行うことが中心となり、注射も点滴もすることはない
- 保育園に看護師として勤務する場合は、注射をする場面は無いが、エピペンを使用する場面に出くわすことはある(ただし、エピペンは誰でもできる簡単な注射なので心構えだけあれば問題無い)
- 一般企業に看護師として勤務する場合は、看護師の知識を必要とされているだけなので注射をする場面はない。一般企業からの求人としては治験コーディネーターの求人が比較的多い
注射が少ない…と思いきや意外とある転職先
訪問看護
先ほど紹介したとおり、老人ホームなどの介護系のお仕事は基本的に注射をする機会は少な目になっているんだよ
すると気になるのが訪問看護というお仕事なんだけど、訪問看護では以前は看護師による点滴注射は出来なかったんだけど、現在は訪問看護をするときに看護師が点滴注射をできるようになったんだよ。
とはいえ、注射をする場面が次々に押し寄せる訳じゃないし、訪問看護先の一人だけに集中すれば大丈夫だから、「注射にちょっと自信が無い」という程度の看護師さんならむしろおすすめかもしれないね。
パン子
ピヨ
心療内科・精神科
心療内科・精神科は“注射が無い”として紹介される場合もあるけど、意外と注射をする場面もあったりするんだよ。
なぜかというと、心療内科・精神科ではほとんどの患者さんに薬を処方するけど、処方して問題ないかを採血して検査するんだよね。
注射が少ないイメージがある診療科だけど、薬を処方する以上は避けられないのが採血になるってことピヨ。注射をしなくていいと思って転職すると、大変かもしれないから注意が必要だね。
パン子
ピヨ
眼科
一般的に注射が無いと思われがちだけど、眼科でも白内障、緑内障等の手術をする前に採血をするんだよね。
注射が無いと思ったらびっくり!となりかねないから、注意するんだよ。
ただし、手術施設が無い眼科だけの単科クリニックの場合は注射をしなくていいって場合もあるピヨ!
日帰り手術とかを実施していない眼科であれば、採血はほとんど無いというケースも多いから自分でクリニックのHPをチェックして手術をするところかどうか確認するんだよ。
あと、眼科でアレルギー検査をすることがあるんだけど、そのときの採血は最近では注射じゃなくて、指先から採血するイムノキャップラピッドというアレルギー検査をしているところも多いから、結局のところ注射はしないってことが多いよ。
というわけで、クリニックの中では注射をしなくていいってことが多い眼科はおおすすめ!
パン子
ピヨ
皮膚科
皮膚科もやっぱり薬を処方して問題無いかどうかで、採血したりするんだよね。
心療内科などと比較すれば、採血が必要な薬の処方は少ないかもしれないけど、アレルギー検査での採血もあったりするから、皮膚科で注射を完全に避けるのは難しいと考えたほうがいいよ。
注射をしなくていい感じもするけど、意外とする機会があるってことで、注射がない職場を探しているなら避けたほうがいいかもしれないね。
パン子
ピヨ
- 訪問看護では看護師が点滴注射を行うことがある
- 心療内科や精神科は薬を処方するために採血をする場面が多い
- 眼科は緑内障や白内障等の手術前に採血をすることになる(ただし、日帰り手術を実施していない眼科であれば採血はほとんど無い)
- 皮膚科は薬を処方するために採血をする場面があったり、アレルギー検査のために採血をすることがある
ピヨ
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逆に注射をたくさんして上手くなりたい場合
注射が苦手なのを克服したい場合や、ブランクからくる苦手をなるべくはやく解消したい場合は、注射をたくさん打つような職場のほうがいいかもだから紹介していくよ。
実際のところ、「注射が苦手!!」というケースのほとんどが注射の経験不足ということが多くて、何回もすれば苦手意識が無くなることが大半なんだよね。
外来勤務
外来の患者さんには注射をすることが非常に多いし、診療科にもよるけど患者数が多いので注射はたくさんできるんだよね。
長年のブランクから看護師に復帰するという場合は、こちらがおすすめするよ。
病棟勤務
病棟も注射をする場面はたくさんあるし、同じような技術を必要とする点滴も多くするから注射の技術は勤務経験が長くなればなるほど上達するんだよね。
献血ルーム
献血ルーム(血液センター)の仕事はとにかく注射、注射、注射、注射の繰り返し!!
とにかく採血するのが仕事になる訳だから、献血ルームで鍛えられたら「注射苦手!」なんて言うことは絶対に無くなると言ってもいいくらいなんだピヨ。献血ルームは教育体制もしっかりしているから、注射が苦手という状態を克服したいなら、正職員じゃなくてもパート勤務でチャレンジするのはありだと思うよ。
パン子
ピヨ
復職を目指して注射(採血)の練習
元々注射が苦手だったり、看護師を辞めてから時間が経っていて復職したいけど注射が不安という場合もあると思うんだよ。注射をしなくていい職場を探すんじゃなくて、ブランクを克服したいというケースもあるってことだね。
そんなときは、看護協会が運営するナースセンターで注射の練習をすることもできるんだピヨ!練習キットを使った練習だから、いきなり人とかじゃなくて注射に怖さを感じていてもチャレンジできるんだよね。
↓こんな感じで練習できるよ!!
*写真は東京都ナースプラザHPより引用。
苦手な注射を克服して、復職したい場合はぜひ利用してみるピヨ。
ナースセンターに行くのが面倒くさいってときは、Amazonでも注射練習キットが簡単に買えることを知っておくといいよ!!
Amazonで探すといろいろあるんだけど、1万円くらい出せば見えない血管を探して注射する練習が出来たり、動く血管に注射する練習(別売り用具が必要)ができるようなキットを手軽に手に入れることが出来るんだよね。
*写真はAmazonHPより。
上の写真をみてもらえばわかるとおり、 かなりリアルな血管を再現したものでブランクがある看護師の練習にはぴったりなんだよ。
シリンジと針も合わせてAmazonで購入できるから、家で練習したい人はぜひ試してみてね。
パン子
ピヨ
- 看護協会が運営する施設で採血の練習をすることができる
- Amazonには注射練習キットが簡単に買えるので、家で注射練習をすることもできる
▼おまけ:静脈がバッチリ見えて注射も楽になる機器がある!?
もし注射が苦手の原因が“静脈を上手く見つけられない”というものの場合は、全て解決するかもしれない機器が少しずつ普及しているんだピヨよ。
それが“VeinViewer”と呼ばれる機器なんだピヨ。
このVeinViewerを使うと、緑色の近赤外線を腕などの注射部位に照射すると静脈がバッチリと見えちゃうというものなんだピヨ。
こんな感じで見えちゃうんだピヨよ!
*「光技術情報誌「ライトエッジ」No.38〈特集号第三回〉 2012年10月発行 https://www.ushio.co.jp/documents/technology/lightedge/lightedge_38/le38-6.pdf 」掲載写真を引用。
静脈がはっきりとくっきりと見えちゃうから、あとは注射を刺すだけという訳なんだピヨ。これなら、注射をしたくない看護師でも問題なく注射ができちゃう!!
平成28年5月現在で、200程度の医療施設に導入されているみたいで少しずつ普及しているんだピヨな。
今後、VeinViewerが普及することで「注射苦手!」という看護師がグッと少なくなる可能性もあるピヨな。どうしても注射が苦手で困るという場合は、転職先探しをするときに「VeinViewerは導入されてますか?」と聞くのもアリかもしれないピヨよ(残念ながら現時点で導入されている施設のほうが少数だから、希望通り見つかる可能性は低いけど…)。
まとめ
一般人なら看護師の仕事としてイメージしやすいのが、注射だけど苦手でしたくない看護師もいるのが現実ピヨね。
でも、ここまで紹介したとおり職場の選び方によっては注射が少なかったり、場合によっては無い職場もあったりするんだピヨね。特に一般企業なら、注射はしなくていいんだピヨ。ただし、普通の看護師業務も出来ない可能性が高いから、看護師としてのスキルが磨けないのはマイナスなところピヨ。看護師としての純粋な仕事にこだわるか、看護師という資格を活かして働くのか考え所ピヨね。
というわけで、「注射は苦手でしたくない!」という場合は、注射をしなくていい職場を探すか、注射が上手くなるように頑張るって選択肢になるんだピヨ。
注射は向き不向きもあるけど、練習量・実践量によってカバーできる部分が大だから諦める必要は無いと思うピヨ。ブランクがあって心配な場合は、復職支援研修とかをしている病院なら注射の練習もできるから利用してみると言いピヨ。
注射が無い職場に転職したい場合は、ハローワークで色々な求人チェックをしてもいいし、転職サイトに登録して探してみたりするといいピヨよー