目次
残業代請求する?しない?
どこの業界でもあることだけど、看護師業界だってもちろんサービス残業があるんだピヨ。
残業をした場合は、当然病院・クリニック側は残業代を支払う必要があるんだピヨ。
でも支払ってもらえない場合に、どうするか?は難しいところピヨね。
多分、ほとんどの看護師さんが泣き寝入りしていると思うピヨ。
請求しないままにしておくか、請求するのか、今の時点ではまだ決めていないという場合もここで、残業代についてもう一度ちゃんと考えておくピヨ。
というわけで、今回は残業代のことや、請求の仕方とかを説明していくピヨ!
ありがちな看護師のサービス残業
看護記録
通常業務は、定時できちんと終っても、その後につける看護記録や諸々のPCへの入力作業は残業代を支払ってもらえないという場合があるピヨ。
特に昔からいる看護師長さんとかだと、
「看護記録は業務時間にするものじゃないでしょ!」
なんて場合もあったりするんだピヨ。
もちろん、当然残業代が出る仕事なんだピヨ。
定時直前のナースコール
病棟勤務の残業あるあるピヨな…
まだ引き継ぎもできていない状態で、ナースコールが鳴って自分が行くしかないという場面がどうしても発生するんだピヨ。
定時直前の入院患者
ナースコールと同じく、定時直前の緊急入院…
これも定時直前とかだと、対応しないといけない場合が多いピヨ。
カルテチェック
まわってきたカルテを明日までにチェック! いやもう定時過ぎてるんだけど… なんて通用しないピヨね。自分が目を通さないと次の人が困る状況…
定時過ぎてもチェックチェックして明日に備える必要があるんだピヨ。
残業代はいつまで遡れる?
残業代にも時効があって、請求ができるのは過去2年間分になるピヨ。
つまり、退職した後からでも請求は出来るけど、行動を起こすのが遅くなれば遅くなるほどもらえる残業代も少なくなっていっちゃうってことピヨ。
とはいえ、時効は中断させることも出来るから、支払いされる日が遅くなればなるほど、残業代が少なくなるって訳でもないピヨ。
残業代ってどのくらいもらえる?
残業代の割増金額
まず、その前に残業代が出ない勤務時間はざっくり言えば1日8時間以内。
1日8時間を超えた部分は、残業代がもらえるってことピヨ。
残業代は通常より割増されていて、基本的には25%割増ピヨ。
こんな感じで、17~19時の2時間分については25%割増したものが残業代になるんだピヨ
いろいろ例外もあるけど、看護師さんに多い準夜勤などで夜22時以降に夜勤をするような場合は夜間の間は基本的には50%割増になるピヨ。
夜間の残業は50%割増になるんだから、相当なものなんだピヨ。
以上はあくまでも、法律で決められた最低限度になるから就業規則等で別の割増額が決められている場合もあるピヨ。
実際に貰える未払い残業代は?
実際の看護師の給料を例にして、計算してみるピヨ。
・基本給+手当…230,000円
・残業時間…1カ月50時間(1日2時間ちょっとの残業をしている感じ)
・1か月の勤務日数…20日
2年間の未払い残業代は… 2,157,600円!
ちょっとびっくりピヨな… 200万円を超えちゃうんだピヨ。ハワイとか余裕で行けちゃうピヨな。
しかも、これは深夜に残業した場合の50%割増は含んでいないから更に金額が上がる可能性があるってことピヨ。
*上記計算結果は残業請求無料相談センターHPの計算機を利用しています。個々の事情により金額は変わる可能性がありますのでご注意ください。
遅延損害金ももらえることがある
残業代は遅延損害金も含めて請求できるんだピヨ。
金額的には…
・退職前は年6%
・退職後は年14.6%
なんだピヨ。
ただ、これはもらえる場合ともらえない場合もあるみたいだから、期待し過ぎは禁物ピヨな。
実際にどうやって請求する?
自分で交渉する
これが一番簡単ピヨ。
ただし、一番可能性が薄いかなと思うピヨ。
そもそも素直に支払いをしてくれるんなら、最初から払うだろうしなピヨ。
実際に自分で交渉をするとしても、退職後なら直接言うよりは内容証明郵便を使うといいピヨ。内容証明郵便は書き方に独特なルールがあったりするけど、そこまで難しいもじゃないから誰でも書けるピヨ。
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労働基準監督署に行く
よく「ろうきしょ!」とか言われるやつピヨ。
労働関係のお役所に行くってことなんだけど、これは動いてもらえるかどうかは証拠の有無や悪質さにもよるから、労働基準監督署に行ったからといっても何もしてもらえない可能性もあるんだピヨ。
あと、よくよく考えないといけないのは、もし労働基準監督署が動いたとなると、そのときは、あなた個人の問題じゃなくなって職場全体の問題になるってことピヨ。労働基準監督署はあなた個人を助けるんじゃなくて、職場の法律違反を正すために動くってことピヨ。
個人的に穏便に支払ってもらおうという場合は、労働基準監督署に行くといろいろ問題が起こることもあるかもピヨ。
裁判又は労働審判をする
裁判も労働審判もどっちも裁判所でやるやつピヨ。
ざっくり説明すると、裁判はそれなりの時間がかかるもので、労働審判は短めの時間で解決を図ろうとするものなんだピヨ。
ただ、これは自分でやるにはちょっとハードルが高いかもピヨ…
弁護士に依頼する
弁護士に依頼をする!っていうと仰々しくて、ちょっと尻込みしちゃうかもしれないピヨ。でも自分で行動をするよりは、残業代を支払ってもらえる可能性はグンっと上がるんだピヨ。
「報酬が高くつく…」って心配があるかもしれないけど、事務所によっては
相談料0円
着手金0円
失敗した場合は0円
という形で依頼できるところもあるんだピヨ。
とはいえ、現状では相談料や着手金がかかる法律事務所のほうが多いのが現状とはいえるピヨ。というわけで、実際には掛かるお金のことよりも、より親身になって相談に乗ってくれて対応してくれる弁護士を探すほうをおすすめするピヨ。
残業代の請求には証拠がいる?
残業代を請求するには、確かに残業をしていたっていう証拠がいるんだピヨ。
いくら口で言っても、証拠が無いと満足いく結果にならないこともあるんだピヨ。
残業を証明できる証拠としては次のようなものがあるんだピヨ。もし無い場合も、弁護士に相談することで解決することもあるかもしれないから、すぐに諦めることは無いピヨよ。
タイムカード
タイムカードをつけている場合は、それも証拠になるピヨ。過去の分も手に入れられないか色々考えてみるピヨ。
コピーを取るのが一番いいけど、無理そうならスマホのカメラで撮影していくんだピヨ。
日報
病院では、タイムカードじゃなくて日報で出勤時刻を記入している場合もあるんだピヨな。これもタイムカードと同じく過去の分も入手できるように考えてみるピヨ。
メール
これから請求したいという場合は、無理な方法だけど証拠作りとしてはメールを活用するのも手ピヨ。
病院で自分用のメールアドレスが割り当てられているなら、そのメールで自分の携帯やPCに、残業時間や残業時の業務内容を残業終了後にメールするんだピヨ。メールだから当然時間もバッチリ残るんだピヨ。
メモ
手書きメモは証拠能力が低い可能性もあるから、確実ではないけど無いよりはマシなんだピヨ。弁護士に相談する場合に勤務状況の把握にも使えるし、他の方法が思いつかない場合はメモを残すんだピヨ。
証拠能力を高くしたいのなら、残業時間を1分単位で毎日記録して、その時間でどんな仕事をしたのかを詳細に書いていくといいよ。
こんな感じで、色々あるけど残業代の請求で一番の肝になる部分だからちゃんと集められれば残業代を回収できる可能性が一気に上がるピヨ!
いつ請求する?
在職中に請求する
今いる病院に勤務したまま、残業代を請求するのももちろんOKピヨ。
とはいえ、自分一人で行動すると職場に居づらくなる可能性もあるから、周りの空気とかも含めて考えないといけないかもピヨ。
それに在職中に請求するような場合こそ、労働基準監督署を利用したほうが良いかもピヨ。
退職後に請求する
基本的にはこれが一番無難なところだと思うピヨ。職場に居づらくなるなんてことも無いし、後腐れも無い状態なら積極的に言いたいことが言えるピヨ。
前にも触れたとおり、時効は2年だからそれは注意する必要があるんだピヨ。
残業代の請求は諦めて転職する?
残業代の請求をするのは、まったく問題の無い権利だけど、もめ事になる可能性があることは否定できないんだピヨ。
そんなときは、残業代の少ない(又は無い)ところを探して転職するっていうのも一つの解決法だと思うピヨ。
残業の少ない転職先を見つける
上のリンク先でも紹介しているけど、残業の少ない転職先を探すんなら看護師専門の求人サイトを利用するといいピヨ。
いろいろあるけど、複数に登録して「残業が少ないところがいい!」っていう希望を担当者に伝えるといいピヨ。
残業の少ないところという形で探すだけじゃなくて、“残業代の支払いをきちんんとするところ”っていう条件で探すのもアリピヨな。
まとめ
看護師は残業が無くても、大変な仕事なんだピヨ。深夜に働くこともあるし、人の命に関わる緊張感もある…
そんな大変な仕事だからこそ、残業代はちゃんと支払ってもらいところピヨね。
残業代の請求をすること自体は、決心さえ出来れば思い切ってやればいいと思うピヨ。
自分でするのが不安なら、弁護士に依頼をしてもいいんだし、その場合は全部お任せでできるんだピヨ。
未払いの残業代を手にして、次の転職先こそはちゃんと残業代を支払ってもらえる職場が見つかるといいだなピヨ。
残業代を請求したいときは、このページを参考にすればいいし、請求しないという場合は次こそはちゃんとした職場を見つけるんだピヨよ。