看護師だけどデイサービスで働きたい!!
看護師として転職を考えはじめたときに、あまり候補にあがることはないデイサービスのお仕事。
これまで病棟でしか働いたことが無いと、デイサービスに看護師として転職すると言ってもピンとこないと思うんだよね。
でも、実はデイサービスは規模によっては看護師の配置が義務付けられていたりして、看護師が活躍できる職場なんだよ。
今回は、そんなデイサービスの求人があった場合に、看護師が転職するのをおすすめできるかどうかなどを詳しく解説していくピヨよ。
そもそもデイサービスって何? 看護師はどこでも必要とされるの?
デイサービスは日帰り利用する通所型の介護施設
デイサービスは簡単に言えば、利用者が通う介護施設のことになるんだよ。
老人ホームは、利用者が入居するから24時間365日体制で仕事が発生するんだけど、デイサービスは利用者が利用する時間だけ、仕事が発生するということになるんだね。
実際に利用者に対して何をするのかというと、入浴や食事、機能訓練といったことから、遊びの要素を取り入れたレクリエーションなどもあったりするんだよよ。
つまり、デイサービスというのは高齢者が日帰りで朝から夕方まで生活したり、楽しんだりする場を提供する場所と考えればいいんだピヨな。
パン子
ピヨ
デイサービスとデイケアの違いは?
デイサービスと似た施設として、デイケアというものがあるんだけど、この二つは違うものになるんだよ。
デイサービスが通所介護をする施設であるのに対して、デイケアは通所でリハビリをするのが目的の施設になるんだよね。
とはいえ、デイケアでも入浴や食事サービスを提供するところもあるし、目的が違うだけで似た部分もある施設になるんだピヨ。
デイサービスは小規模・通常規模・大規模などに分類される
一口にデイサービスと言っても、その規模によって分類されるんだよ。分類する基準は施設の利用者数で、次のとおり。
1日のおおよその利用者 | |
小規模デイサービス | 1~10人程度 |
通常規模デイサービス | 10~25人程度 |
大規模デイサービス1 | 25~30人程度 |
大規模デイサービス2 | 30人以上 |
*実際に分類するときの基準は1ヶ月あたりの利用者数で判断することになるため、上記表の1日あたりの利用者数は目安となります。
看護師の医療分野の職場と比較すると、小規模デイサービスはクリニック勤務するような感覚だと思えばいいね。小規模デイサービスは利用者も少ないから、施設も民家を改築したところだったりして、アットホームな感じのところが多いんだよ。
通常規模デイサービス以上になると、それなりの規模のところが多くなって、看護師の医療分野で言うと病棟勤務みたいな感じになるね。
パン子
ピヨ
看護師が働きやすいデイサービスの規模は?
デイサービスにも規模によって、分類があることはわかってもらえたと思うけど、大事なのは看護師にとって働くのはどこが良いのか?ということになるよね。
それぞれの規模別に、看護師が働くのにおすすめかどうかを紹介しちゃうよ。
看護師の配置は必須ではなくて、正職員の求人も少なめなのが特徴。規模も小さく、少ないスタッフで運営しているため休みがとり辛い場合もある。
初めて働くデイサービスの職場としてはおすすめし辛い。ただし、少ない利用者と蜜に接したい場合はおすすめできる。
介護職員だけではなく、看護師の配置も必要になるので正職員の求人もある。規模はそこまで大きい訳ではないが、スタッフもそれなりにはいるので、休みも比較的取りやすい場合が多い。
利用者もスタッフも多く、運営するのが大きめの企業という場合もある。規模は比較的大きめで、スタッフも多く福利厚生も充実していることが多い。安定した職場で安定した収入を得たい場合にはおすすめ。
看護師によって合う合わないはあるし、それぞれの規模によってメリットもデメリットもあるから、満点でおすすめできるところはないよ。
でも、基本的には福利厚生のことや、休みの取りやすさを考えると通常規模以上のデイサービスがおすすめと考えたらいいね。それに規模の大きなところなら、看護師の同僚もいる可能性が高くなるから介護士の中に看護師一人だけという状況に抵抗がある場合は、できるだけ規模の大きなところがいいってことになるよ。
パン子
ピヨ
- デイサービスは利用者が、日帰り利用する通所型の介護施設のこと
- デイサービスは利用者の人数によって、小規模・通常規模・大規模などに分類される
- 看護師が転職するのにおすすめするのは通常規模以上のデイサービス
看護師がデイサービスで働く場合は何をするの?
バイタル測定がとても大事な仕事
多くのデイサービスでは入浴のサービスも提供しているんだけど、その入浴のときに利用者が危険なことにならないためにもバイタル測定がとても大事な仕事になるんだよ。つまり、デイサービスでの看護師の仕事というのは医療を提供するというよりは、利用者の健康管理が何よりも大事になるってことになるね。
バイタル測定を行って血圧、体温などを看護師が確認することで、入浴させてもいいかどうかを判断することができるようになるんだよ。
バイタル測定を看護師が行って、入浴OKな利用者から順に介護士が入浴を行わせていくというのが一般的な流れになるんだよ。
・血圧の判断基準
入浴前の収縮期血圧 | 160mmHg以上は入浴事故の発生確率があがる |
入浴前の拡張期血圧 | 100mmHg以上は入浴事故の発生確率があがる |
・体温の判断基準
体温 | 37.5°以上は入浴事故の発生確率があがる |
以上が、入浴OKかどうかの判断基準の目安になるんだけど、絶対的な基準ではなくて最終的には個々に判断する必要があるんだピヨよ。それに、施設独自の基準が設定されている場合もあるし、入職した場合はどのような基準で判断すれば良いのかを確認するようにね。
*以上の入浴可否の基準は、「日本温泉気候物理医学会雑誌(2016年2月22日発刊)」一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所発表のデータを引用及び参照しています。
パン子
ピヨ
それに利用者の人数が多い場合は、手際よくしないといけないから大変なこともあるピヨよ
褥瘡措置・軟膏湿布・インスリン注射などもする
デイサービスでの看護師の仕事はもちろんバイタル測定だけではなくて、その他にもあるだよ。
具体的には褥瘡がある場合の褥瘡措置で、軟膏湿布をしたり、利用者によってはインスリン注射をしたりもするんだピヨ。
みてもらえればわかるとおり、バイタル測定と同じくそこまで看護師として難易度が高い仕事という訳じゃないんだよね。
さっきも説明したけど、デイサービスでの看護師の仕事というのはやはり利用者の健康管理がメインであって、医療を提供する場面というのは限定的になっちゃうんだよ。
パン子
ピヨ
レクリエーションに看護師は参加しないの?
デイサービスでは、利用者サービスの一環として色々な催しをしているんだよ。
例えば、風船を使ったバレーや、みんなが楽しめるカラオケや、麻雀をしたりして、利用者が楽しめる企画を色々実施しているんだよね。
看護師がこういったレクリエーションに参加するのか?というと、基本的にはレクリエーションは介護士の仕事になるから、看護師は参加しないのが一般的な形になるんだよ。ただし、施設によっては看護師もレクリエーションに参加する場合もあったりすると思うから、気になる場合は事前に確認することをおすすめするよ。
- バイタル測定が大事な仕事になる
- バイタル測定を行うことで、利用者の健康状態を管理して、入浴の可否を判断したりなどする
- 褥瘡措置・軟膏湿布・インスリン注射などをすることもある
- いずれも看護師として難しい仕事ではないが、利用者が多い場合は手際よく動かないといけない
- レクリエーションは看護師は参加しないのが一般的。ただし、施設によっては看護師も参加するところもある
ピヨ
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看護師がデイサービスに転職した場合の給料は?
デイサービスで働く看護師の給料は少ないか普通くらい
ここまで読んでデイサービスで働くことに興味を持った人も多いと思うんだけど、残念ながらデイサービスで看護師として高収入を維持するのは難しいことが多いんだよね。
特に夜勤ありで病棟勤務をしていた看護師がデイサービス勤務に転職する場合は、ほとんどの場合は給料はかなり下がると考えたほうがいいよ。
具体的にどのくらいの給料になるのかというと次のとおり。
正職員としてデイサービスで働く場合 | 月給17~25万円 |
パートとしてデイサービスで働く場合 | 時給1400~2000円 |
デイサービスの看護師求人は、ほとんどがこんな感じの給料になっていて比較的安めの給料って感じになってるんだよね。
そして、デイサービスの看護師求人の特徴としては正職員より、パート求人のほうが多いという点があるんだよ。
パン子
ピヨ
デイサービスで働くメリットを次で紹介するピヨよ
- 給料は低めになっていることが多い
- 正職員でも月給30万円に満たないところがほとんどで、月給20万円以下のところも普通にある
- 時給は1400~2000円程度で、パート勤務の看護師求人が比較的多め
デイサービスに看護師が転職するメリットは?
残業がない(又は少ない)
病棟で勤務していると当たり前のように、毎日数時間の残業があるって看護師も多いと思うんだよ。更に、残業があっても残業手当がつかないサービス残業だったりすることもあるんだよね。
その点、デイサービスであれば利用者は決まった時間に通所して、決まった時間に帰ることになるから突発的な仕事も発生し辛いから残業がないって施設も多いんだよ。
仮に残業があるとしても、毎回1時間程度とかってくらいだから、残業手当さえ付くのならそんなに負担になるようなものでもないんだよね。
夜勤がない
デイサービスの利用者は日帰りで通所で、利用することになるから当たり前なんだけどデイサービス施設は夜間は閉鎖されることになるんだよ。
つまり、デイサービスでは夜勤はないんだよ。
看護師の仕事は大変なんだけど、その大変な部分でかなりのウェイトを占めているのが夜勤で、夜勤がないとなると看護師の体への負担も大分軽くなるんだよね。
パン子
ピヨ
- デイサービスは日中の決まった時間に利用される施設なので、残業はなかったり、少ないところがほとんど
- デイサービスでは夜勤がない
- 残業が少なく、夜勤がないので給料はどうしても低めになるが、高齢者との触れ合いが好きだったりする場合はおすすめの仕事
デイサービスで働く看護師 最後のまとめ
ってことで、ここまでデイサービスの看護師求人で転職するのがおすすめかどうかを解説してきたんだピヨな。
基本的には給料にこだわらないのであれば、デイサービスで看護師として働くのはおすすめできる部分が多いんだよね。特に結婚や子育てなどをきっかけに転職する場合は、比較的自由がきくパート勤務の求人は多めだし、転職先としてはかなり良いと思うよ。
それでも転職しようかどうしようか迷っている場合は、まずはどんな求人があるのかを確かめて、場合によっては施設見学もさせてもらって詳しい話を聞いてから転職するかどうかを決めればいいんだピヨよ。
もし、このページを見たことをきっかけにデイサービスで働くことになったという場合は、頑張って良い看護師ライフを送ってもらえれば幸いピヨー!!